2013年07月06日

柑橘精油の光毒性について、


 またも、更新が滞りました。
7月に入ってアッと言う間に週末になってしまいました。昨夜は非常に蒸し暑く寝苦しい一夜でした。
今週は雨も強く降り木曜日には雷もすごい勢いでゴロゴロと・・・
雷が鳴るのは「梅雨の終わり」と昔聞いたような気がします。そろそろ梅雨も明けて暑い夏がやってくるのでしょうか・・

現在の四万十川は増水してはいますが沈下橋が浸かるほどの大水にはなっていないです。
7月15日には「四万十川の火振り漁」も解禁です。いよいよ夏本番に入って行きます。

 さて、表題の件ですが

例年の事なのですが。夏が近づいてくると「柑橘精油類の光毒性(ひかりどくせい・こうどくせい)」の質問を良く頂きます。
アロマセラピーが広がってきて「アロマ」と言う言葉が一般的になって来たこの頃ですが、まだまだ「和精油」についての一般の皆さんの認知度はあまり広がっていないようです。

 まして、弱小のエコロギー四万十のネットショップ(e-SHIMANTO)では商品アイテム数も少なく怪しげな雰囲気があるのか色々なご質問を頂く事が多いようです。

 そこで、今回は高知大学農学部 沢村正義名誉教授の資料を少し利用させて頂きエコロギー四万十が抽出する柑橘果皮の精油類に関して記入したいと思います。

130622-01.jpg


 今回参考にさせて頂いたのは上記の高知大学農学部沢村正義名誉教授の論文です。

■「和カンキツ精油中のベルガプテン」
 社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)アロマテラピー学雑誌 別冊
  アロマテラピー学雑誌第9巻第1号30-37頁(2009年3月)
 3-2 和カンキツ精油のベルガプテン濃度
 3-3 一般カンキツ精油中のベルガプテン

 最初にお断りしておかなければならないのは、
私は学者でも研究者でもないので詳しい事はほぼ分かっていません。今から記入する内容等について問い合わせを頂いても回答する事は出来ませんのでご了承ください。

 またも前振りが長くなりました。
光感作については「ベルガプテン」の名前を聞いたことがある皆さんもいらっしゃると思います。

130706-01.jpg

ベルガプテンの化学構造(上記論文から)


 私のような素人には亀の甲羅のような化学構造式を見ても何もわからないのですが、

「クマリン骨格にフラン環が結合したフラノクマリン誘導体,すなわちソラレン誘導体である。ソラレンにメトキシン基が5の位置に結合した5-メトキシソラレン(5-methoxypsoralen)がベルガプテンであり,(一部省略)」
「ソラレン類のような不飽和結合を有する多環式分子は、紫外線エネルギーを分子内に蓄積し,放出する性質をもつ。このため,皮膚に高濃度のソラレン類が付着した状態で紫外線を受ければ,発生するエネルギーにより皮膚に障害を与え,痒み,炎症,色素沈着などの症状をおこすことが知られている。」

 光毒性については上記のような話になるようです。

大分端折りますが、

 沢村先生他は、この論文において日本国内の柑橘類を中心に13種25サンプルで実験を行ったようです。

ご存知のように植物精油の抽出方法にはいくつかの方法があるため抽出方法別での分析もされています。

エコロギー四万十での植物精油抽出法は、もともと自然エネルギー研究の一環としてスタートしているので「水蒸気蒸留法」(超音波印加型減圧水蒸気蒸留法含む)だけしかないのですが、溶剤抽出・コールドプレス法では若干危険性のあるもの無含まれるようですが、水蒸気蒸留法では不検出と言う結果になったようです。

 以下の画像は、沢村先生がプレゼン用に作成された資料の一部から抜粋したユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)だけの分析結果です。

130706-02.jpg
沢村先生のプレゼン資料から抜粋


 今回の記入は資料の一部から私なりに抜粋した内容ですので詳しい内容については相当端折っています。
興味のある皆さんは、上記記入の論文をお取り寄せいただき確認して頂けると幸いです。

エコロギー四万十に問い合わせいただく皆様には「水蒸気蒸留法で抽出しているので光毒性の心配はありません」とお答えするようにしています。

 これから暑い夏が始まります。
国内では「柚子の香りは冬のイメージ」ですが、海外からは和柑橘精油の爽やかな香りはこれからが増えてくることになります。

 是非皆様も、和柑橘精油の爽やかな香りで今年の夏も乗り切って頂ければと思います。

少し蒸し暑くなってきた 四万十川中流域の山の中から
 
 情報発信でした。

 
  
posted by エコル君 at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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