今日も朝から暑い一日となっている四万十川中流域です。
梅雨明けした7月8日から天気が続き毎日真夏日になっています。
にわか雨も降りそうになるのですが今の所全く雨も降っていない状況です。
さて、一昨日(7月16日)の夜に四万十川中流域も「鮎の火振り漁」がスタートしました。
この話は、昨日ブログにアップ予定でしたが、急な来客もあり一日遅れでの記入となりました。
毎年夏になると四万十川の鮎漁の話しは記入しているのですが、
いつも私がプレイヤーとなるため画像を写す事が出来ていません。今回もほとんど画像が無いのですがご了承ください。
以前にも記入したことがあるのですが
エコロギー四万十が設立された初期の時期には「四万十川の鮎」も商品として扱っていました。
ただ、ご多分に漏れず
年々、漁獲量は減ってきており 平成15年頃からは中々天然アユを集める事が出来ず販売は止めている所です。
一昨日の火振り漁の話し
我が家の火振り漁の漁場は昔から会社のある希ノ川谷近くの四万十川の河原になります。

火振り漁を行う河原の様子(平成25年7月16日)
日没が近付く18:30頃に四万十川に降りて準備を始めます。
夏場の火振り漁は四万十川の水温も高くなるので暗くなる少し前から鮎をとる網を仕掛けるようになります。この時期は20:00前まで明るいのでスタート時間がどうしても遅くなります。
まず、川下側に止め網(とめあみ)(鮎の逃げるのを防ぐ網)を入れて下流に鮎が逃げないように塞ぎます。今回はそのすぐ上流部にもう一枚立網(火振り漁用に使う網)を入れてから上流部に移動しました。
今度は、上流部から交互に川を塞ぐように網を入れて行きます。ただし、河原を完全に網で塞ぐのは禁止されているので、少し離して網を入れ始め対岸の手前で止めるようにしていきます。
河原全体に網を入れ終わったころにはすっかり日も暮れて暗くなっています。
少し休憩して、
今度は松の木で松明を作って火振りを行います。

火振りの場面
昔はこの時に、松明の明かりとパチパチと松明の火が弾ける音に鮎が驚いて河原や船の中に飛び込んでくるほど鮎がいたのですが、近年はそのような事は珍しくなるほど鮎の量が減っているようです。
ただ、松明を振りながら川の中を覗くと網にかかる鮎の姿も見えワクワクする時間ではあります。
上流・下流を2〜3回火振りして少し休憩します。
丁度、お月様が半月の時期でしたのであたりは暗闇と静けさが戻ってきます。
21:30頃から川から網を上げてきます。

鮎のかかった立網
少し見難い画像ですが、
今回、止め網の直ぐ上に入れた網に一番鮎がかかっていました。
四万十川のアユは大きい事で知られているのですが、昨年の鮎は少し大きすぎたのですが
今年はほど良い大きさで中々良い形の鮎が大量でした。
川からあげてきた鮎は直ぐに傷んでしまうので直ぐに網から外していきます。この作業が結構大変で上記のように多くの鮎がかかると時間がかかってしまいます。
16日の火振り漁は結局終了したのが17日1:00頃になってしまいました。
昨年と同じように今年も一回目の火振り漁は大量でした。
ただ、家に帰り鮎の選別をして一匹づつビニール袋に形を整え保存していきます。
また、小ぶりの鮎や傷んだ鮎は開きにして一夜干しの鮎の干物用に準備をします。
この作業を終わって風呂に入ったのが2:30頃になってしまいました。
と言う事で、、、
昨日は寝不足で頭の回転が悪くブログ記入が遅くなった原因でもあります。
突然の来客もあったのですが、どちらかと言うと 寝不足が原因だったかもしれません。
今日はスッキリ爽やかで先ほど打ち合わせも終了し、ブログも無事に記入する事が出来ました。
今年は暑い夏になりそうです。
皆様も体調には気を付けられて 暑い夏を乗り切りましょう
例年どおり夏の楽しみを味わったエコロギー四万十からの報告でした。