2011年12月28日

自然エネルギー利用、、


 いよいよ年末も近づき官公庁では今日が仕事納めです。
 仕事納めの忙しい時に
今朝は朝一番で四万十町長にお会いして別件のお願いをしたり、窪川地域のショウガ生産農家にお邪魔してショウガに関してのお知恵を頂いたりと、年末になってもバタバタ状況のエコロギー四万十です。

 今朝の四万十川中流域は今年一番の冷え込みでした。出勤時の車の中もいつもなら直ぐに暖かくなるのですが、今朝は役場本庁に移動するまで暖かく感じないほどの寒さでした。
クリスマス寒波も今日がピークでしょうか??

 さて、今回のブログテーマ「自然エネルギー利用、、」です。
ここ4〜5年全く動いていない、私たちが本業と考える「自然エネルギー利用」での「産業創出について」本年は躍動の年と位置付けていたのですが・・・

 肝心の補助申請などをがある時期に私が急な病気となり緊急手術を受けるなどで出足をくじかれ、期待していた「四万十町バイオマスタウン推進協議会」も全く動かず、何とも期待外れの平成23年となってしまいました。

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自然エネルギー関係の報告書など


 上記の画像は、エコロギー四万十が設立されてから私たちが関わった自然エネルギー利用の様々な委員会等の報告書です。(2部ほど見つからないものもありますが・・・)
 「過去を振り返って」で幾度か記入してきたのですが

 全ての事の始まりは平成9年度「大正町地域新エネルギービジョン策定調査報告書」です。
四万十川の大自然に囲まれた大正町地域に「新エネルギー」(今で言う「再生可能エネルギー」)を導入するための委員会がきっかけです。この時に初代社長を務めて頂いた坂本東男先生(高知工科大学名誉教授)にお会いし、当時の町長などのお声掛けでエコロギー四万十が設立されました。
(詳しくは2009年04月06日過去を振り返って その1

 その後、平成13年度第四次大正町総合振興計画、平成14年度大正町NEDOバイオマス調査委員会、平成14〜15年度高知県西部地域14ヵ町村新エネビジョン策定委員会、平成16年度梼原町木質バイオマス利用検討委員会、平成17〜18年度窪川町・大正町・十和村合併協議会・新町建設委員会、平成17年度住民による四万十川流域4市町村5地域「環境フォーラム」、平成21年度四万十町農林バイオマスエネルギー利活用調査委員会、平成22年度農林水産省バイオマスタウン申請、平成23年度四万十町バイオマスタウン推進協議会と自然エネルギー利用による地域振興について関係する各種委員会などに参加してきました。

 平成18〜20年度は高知大学農学部 沢村正義先生(高知大学農学部名誉教授)と柏木𠀋拡先生(高知大学農学部准教授)とJST育成研究事業で新たな植物精油抽出装置の開発と残滓・排水処理研究と、ある一定の成果を出しながら各種委員会に参加してきたつもりなのですが未だに夢は実現していません。

 平成15年にお邪魔して「バイオマス利用」の話をした徳島県上勝町、上記で記入したお隣の高知県梼原町では既に自然エネルギー利用施設とそれを利用した観光振興の取り組みは動いています。

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梼原町 マルシェユスハラ(雲の上ホテル別館)


 先週、マルシェユスハラの支配人さんからお話を聞く事があり思ったのですが、、
私たちの取り組みは少し甘いのかもしれません・・
「いつか分かってくれるだろう・・」的な考え方ではいつまでたっても夢は実現しないのかもしれません。

 私達は、平成14年度のNEDO F/S調査実施後
平成15年度にはNEDO F/T(実証試験)をして夢が実現すると思っていました。
しかし、残念ながら当時の大正町は動かず

 平成15年度にエコロギー四万十として高知県の補助事業を利用して
遠回りになると思われたのですが、研究室を設置してバイオマスのエネルギー利用を行う前に植物精油を取り出して「採算性が保てるバイオマスエネルギー利用」の実証をして行く事と考えたのです。残念ながら、借金の出来ない体質のエコロギー四万十では、原材料の調達がままならず、また、精油を取り出した後のバイオマスエネルギー利用が出来ないため逆に経費が掛かったりと

 いまだに、貧乏企業のままなのですが・・・

私たちが考えていたのは、

 自然エネルギーを利用して
エネルギー化される前の植物バイオマスから付加価値の高い植物精油を取り出し、
植物精油を利用した次に続く2次加工製品(化粧品・香粧品、食品、木工加工品など)を作り
新たな四万十川ブランドの製品化による産業創出と
 自然エネルギー利用を核とした「新エネルギーパークの設置」「香りの町構想」などによる「環境に優しい街」の観光振興を目指しているのです。

同時に進んでこその、ややこしい道のりですので説明不足のために理解が得られず、同時に私たちの熱意が足らず町の取り組みとして前に進まないのでしょうか、、

 今年の、震災の影響もあり「自然エネルギー利用」の研究も様変わりしてくると予想しています。
エコロギー四万十の「小規模小型分散化エネルギー利用」案は時代遅れの考え方になって行くのかもしれません。(小規模ではエネルギー生産単独では成り立たない)

ただ、私達は「大規模発電による自然破壊」をこの町に持ち込むつもりはありません。

自然と共に四万十川の環境を守りながら 

 新たな雇用の場の確保と産業・観光振興による交流人口の増加を目指して

 来年も進んで行きますので来年も宜しくお願いします。

最後に、

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原稿依頼で頭を抱える送られてきた見本の本


 植物精油抽出・販売事業は何とか世間的には認められるようになって来ました。
本日、しょうが生産農家にお知恵を頂きに行ったのもこの本の原稿依頼があったからでした。
 口下手で文章を書くのが苦手な私が引き受けると時間ばかりがかかってろくなものが出来ないのが目に見えているのですが・・・
(昨日送られてきた沢村先生の「におい・かおり環境学会誌への論文」のように上手くまとまれば良いのですが・・)

この本は会員様向けの会報誌との事で、お付き合いの関係で断りきる事が出来ませんでした。
ゆず精油の話しではなく、しょうが精油の話しを書いてくれとの依頼です。
何とか正月休みにたたき台ぐらいできると良いのですが・・

 さて、次回の記入が多分今年最後のブログアップとなります。
いつものように平成23年を振り返ってで締めくくりたいと思っています。

 色々な事のあった平成23年度の話し、

 うまくまとまれば良いのですが・・ 次回も読んでいただければ幸いです。

 
 
posted by エコル君 at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然エネルギー

2010年12月07日

自然エネルギー利用??


 早くも12月第二週の始まりです。
先週も会議などで席を空ける事が多く少しバタバタとしていました。

 今回は、「自然エネルギー利用??」について少し記入してみたいと思います。

過去を振り返ってで、自然エネルギーについては少し記入してきた所ですが、今回気になる事もあり再度自然エネルギーについて記入してみたいと思います。

 私達が自然エネルギー(新エネルギー)について勉強を開始したのは、平成9年度の「大正町地域新エネルギービジョン策定調査報告書」委員会に参加したのがきっかけです。



 現在では、自然エネルギーと言う言い方はあまり見かけなくなってきたのですが(最近は「再生可能エネルギー」と良く言われます)(2010/7/10再生エネルギー買い取り 参照)私達はまだ「自然エネルギー利用」の方がピンと来るようにも思われます。

 一昨日の日曜日(12月5日)
四万十川中流域のこの地域も初霜で寒い朝を迎えました。

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愛車のウィンドウにも霜が一杯(12/6日 朝7:10頃)


 寒くなってくると「ゆず風呂」の時期が始まり私どもにとっては最盛期になるのですが、如何せん古くなったバッテリーもヘタってきます。今回の話のきっかけは、平成19年2月13日に設置された会社前の「ジャイロタイプ 独立型街路灯」のバッテリーがヘタリ 暗くなって街路灯が灯っても0:30程度で切れてしまうようになったのが今回の話のきっかけの一つです。



 この街路灯は、太陽光発電と風力発電のハイブリットでバッテリーに電気を蓄え、暗くなると自動的に明かりが灯ると言う、自然エネルギー研究のシンボル的な意味合いもあり色々とメンテナンスをしながら大事にしてきたのですが、やはりバッテリーの寿命か3〜4年が限度でしょうか??
 先日、メーカーにバッテリーの取り換えを見積もって頂いたら54,000円と言う見積書が届きました。

 通常の街路灯の使用電気量と比較してもこの金額は少し高いように思います。
エコロギー四万十がこの自立型街路灯を積極的に販売しなかったのもここに要因があります。
私達は設立当初から電気自動車(EV車)の取り組みを行い平成11〜17年まで社用車はEV車でした。平成11〜12年度は手作り電気自動車で「四国EVラリー」への参加も行ってきました。当時からこのバッテリー問題を一番に問題視していたのですが、近年もやはり状況は変わっていませんでした。

 自立型街路灯(防犯灯)も災害時への備えも考え徐々に広げたいとの思いもあるのですが、如何せんバッテリーが高くてコスト的に皆様にお勧めする事が出来ないのが問題です。

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街路灯が利用していたバッテリー


 EV車も同じで、昔のような開放型のバッテリーであればメンテナンス次第で10年程度は使えるのですが、最近の密閉式では素人の私たちでは手が出せないのが現状で、寿命は3〜4年でしょうか??
バッテリの取り換え時に高額な費用が発生する事が問題となります。
 
 自然エネルギーを利用した、風力やマイクロ水力発電は意外と手軽に誰にでも設置・運営する事が出来るのですが、蓄電するバッテリーが中々進歩しないのが普及への妨げの一つになっていると考えています。最近はどこでもエコブームで簡単に太陽光や風力の設置のお話を良く耳にする事がありますが、皆様、

 くれぐれも「メンテナンスの問題とバッテリー等の交換時のお話を良く聞いてから検討して下さい」。

 この四万十町でも何やらこれと同じような独立型街路灯が設置されたとの情報も聞いている所です。ポーズだけで公費を無駄にするのはやめて下さい。

 本当に地球にやさしい取り組みに繋げて行きましょう。

いつも思います。声の大きな人だけで世の中が回るとロクな事がありません。

私達と一緒に地道に地域の特性を考え「出来る事から始めましょう・・」

いつものように貧乏企業のエコロギー四万十の戯言でした、、、

 
posted by エコル君 at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然エネルギー

2010年07月22日

再生エネルギー買い取り

 
 皆様、ご存知でしょうか??
昨年の11月1日より太陽電池を使って家庭で作られた電力のうち自宅で使わないで余った電力を、1キロワット時あたり48円で売電する事が出来るようになっています。

 今朝の朝刊を読んで、
「再生エネルギー買い取り」の記事を読み、今度は再生可能エネルギー(詳しくは後で記入します)で太陽光以外にも枠を広げるというお話です。

 エコロギー四万十は、平成9年度の「大正町地域新エネルギービジョン策定調査報告書」作成をきっかけとして、地域住民が参加する形で「自然エネルギーを利用した産業創出と交流人口増加による雇用の場の確保」を目的に設立されました。

 私は文系出身なので当初は発電や機械・化学などなど全く分からず、色々な皆様にお知恵を頂きながら平成11年の会社設立以来、世界の自然エネルギー利用などの調査を開始し、平成13年度からは木質バイオマス発電に特化した勉強をしてきました。
 
 この地域も、平成14・15年度には「高知県西部14カ町村 新エネルギービジョン策定調査報告」、平成20年度「四万十町バイオマス調査事業」等を行ってきているのですが、結局は何も動いていないのも現状です。

 近年、色々な所からお声を頂き
自然エネルギー利用や地域資源活用等のお話をさせて頂いています。

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エネルギーとは、

 
 いつも最初にお話しするのは、
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「新エネルギーガイドブック」や「バイオマスエネルギー導入ガイドブック」から引用された部分で、私のような素人でも、最初に疑問に思う事からスタートします。

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地球温暖化


 田野々小学校の子供達向けにエコロギー四万十のキャラクターである「エコル君」を使って地球温暖化の原因の一つであると言われている、温室効果ガスの話をします。

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日本国内のエネルギー消費


 小学生には少し解りづらいかも知れないのですが、日本国内でのエネルギー消費グラフを利用して、工場などでの使用量はあまり変わらないのに、家庭や運輸部門での消費が増えている事を説明し、家庭でできる「省エネ」対策などの話をします。

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エネルギー区分等


 新エネルギーや再生可能エネルギー等の話をして、現状の取り組みや世界での取り組みなどの話から、問題点の整理などを行い。

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エコロギー四万十の考え方


 最後にエコロギー四万十の考え方などの説明を行い、
何故、植物精油抽出なのか?
何故、バイオマスエネルギー利用なのか?
何故、地域資源活用なのか?

 このような話を行っているのですが、昨年の11月から開始された再生エネネルギーの買い取りは太陽光だけでしたが、今回はその他の再生エネルギーも対象とのことです。
詳しくは → 経済産業省買い取りPJ

 私達は、国内のエネルギー政策は「電力会社を守る」政策のため売電だけでは産業としては成立しないと考え、エネルギーにする前のひのき材や農業バイオマスから植物精油を取り出して採算制の保てるエネルギー化事業を模索してきたのです。

 今回の改正で、バイオマス発電も対象になるようなら(48円/Kwh)は無理としても24円/Kwhなら普及は可能と思います。

 何とか、100kwh発電程度と熱利用を組み合わせたエネルギー化設備ができると良いのですが・・・

 夢ばかり見ている エコロギー四万十でした。

 
 
posted by エコル君 at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然エネルギー

2010年05月17日

エマルジョン ??

 またまた、更新が少し滞りました。
先週も来客の多い週となり、少しバタバタしていました。

 ひのきオイルの抽出実験も順調に進み連休明けの10日の週から計画より少し早くショウガバイオマスからショウガオイルの抽出に入っています。

 今回のテーマ、「エマルジョン」について少し記入してみたいと思います。

 以前にも少し記入したのですが、このブログをスタートし多くの皆様が私どもの取り組みに興味を持って頂けているように思われます。ご覧になって頂いている皆様の検索キーワードを調べると、「精油抽出装置」「植物精油 抽出」「精油抽出 技術」等の言葉が多いように思われました。以前記入した「精油を採る? 産業になるか?」(平成21年5月24日記入)で記入したとおり、私個人としては植物精油抽出だけでは非常に事業としては苦しいと感じていますが、多くの皆様が地域資源を利用した精油抽出に興味を持たれているようです。

 先週も多くの皆様に来社頂いたのですが、植物精油を抽出するのはそんなに難しいことではないと考えています。
 ただ、様々な問題も発生し多くの皆様のお知恵が必要になる時があります。また、安全性や様々な法令を順守するためにも是非色々と調べて責任を持って販売して下さいといつもお話します。ここで少し経験者の知恵をご紹介したいと考えたのが今回の「エマルジョン」のお話です。

一般の皆様は聞きなれない言葉だと思われます。
いつものようにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より、
「エマルション(英: Emulsion)とは、分散質・分散媒が共に液体である分散系溶液のこと。乳濁液(にゅうだくえき)あるいは乳剤(にゅうざい)ともいう。身近な例としてはマヨネーズ・木工用接着剤・アクリル絵具・写真フィルムの感光層・アスファルト舗装のシール剤が挙げられる。

分離している2つの液体をエマルションにすることを乳化(にゅうか)といい、乳化する作用を持つ物質を乳化剤(にゅうかざい)という。

古い文献などではエマルジョンという表記も見られるが、これはドイツ語読みである(正確な発音はエムルズィオーン)。現在、JIS 規格ではエマルションと表記するのが正しい。また、同義語として、ラテックスという語も広く使用されている。」と記入されています。私達は蒸留時にできる白濁液のことを、いまだに「エマルション」ではなく「エマルジョン」と呼んでいます。

 ショウガバイオマスからショウガオイル(ショウガ精油)を抽出すると下記のように3層に分かれた精油ができて来ます。

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分溜器のショウガオイル


 これは蒸留装置から取り出してすぐのできたてのショウガオイル(ショウガ精油)です。この画像では少し見難いのですが(暫くするとはっきり分離されます)黄色い部分がショウガオイル(ショウガ精油)です。中間部分の白濁した部分がエマルジョン、下方の透明な部分が蒸留水になります。

 ショウガは、柑橘類と違って抽出率が非常に悪いうえ、エマルジョン化して精油部分の回収が難しくなります。経験としてこうなると一旦冷凍庫で凍らせてから、徐々に解凍してエマルジョン部からオイル分を取り出す方法を取っています。

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解凍中のショウガオイル
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解凍中のショウガオイル2


 植物精油を抽出する方法はいくつかあります。また、蒸留法と言っても試料となる植物により様々な蒸留方法や粉砕方法があります。
今回のショウガオイル(ショウガ精油)のようにエマルジョン化する精油や不純物が多い精油など様々な問題も発生してきます。

 私達は全く知識もなく平成13年頃よりバイオマスエネルギー利用での地域資源を活用した特徴のある産業づくりのため香料製造の勉強をしてきました。色々な失敗を繰り返し色々な皆様からお知恵を頂きながら進んできた所です。

 エマルジョン化した精油は凍らせて解凍してみてください。
ほぼ精油分に戻すこととが可能です。

 少しはご理解いただけましたか??


 
 
posted by エコル君 at 14:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然エネルギー

2010年05月10日

EV車、普及なるか??

 ゴールデンウィーク(GW)も終了し6日からエコロギー四万十も本年度中盤戦となりました。
 お陰さまでこのGWは天気に恵まれ四万十オートキャンプ場ウエル花夢も多くの皆様にご来場いただき感謝しております。

 エコロギー四万十にも数名の皆様が例年どおり来社され近況報告や色々なお話を聞かせて頂き楽しい時間を過ごすことができました。

  皆様、本当にありがとございます。

 さて、今回のテーマ「EV車、普及なるか、、」について
EV車とは「電気自動車」のことです。(EV (electric vehicle) )
一昨年から急にEV車の話が良く聞かれるようになってきました。私達とEV車の出会いは、エコロギー四万十を設立する前、平成10年頃に高知新聞社のH記者のご紹介で神奈川県の「電気自動車研究会」様と知り合いお話を聞くようになってからでした。

 丁度、会社設立に向け「自然エネルギー」や「環境」についての勉強を開始した時期です。まだまだ、EV車はあまり一般人には馴染みの無い頃でしたのでお話をお聞きすると非常に興味深いものに感じたものです。

 平成11年に会社が設立され、「大正町地域全体がエコエネルギーパークとなる」と言う目標を掲げ取り組みの一環として「手作り電気自動車」の勉強が開始されました。

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平成11年 初代電気自動車


 初代のEV車は、四国電力様から払下げとなった上記の中古EV車2台でした。(画像が小さくて申し訳ありません)会社も設立され町内の移動にはこの車を利用していました。今のような密閉型のバッテリーではなかったのでメンテナンスさえしっかりしていれば結構寿命は長かったです。

 この頃、四国内では一般道を利用した「EVラリー」が開催されていました。私達も環境省の「地球環境基金」を利用して中古エンジン車をEV車に改造する「手作り電気自動車」を作成しこのラリーに平成12〜13年と参加し、運も味方して「省エネ賞」を2回とも受賞したのが良い思い出です。

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ベースの中古エンジン車
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改造時の画像と平成12・13年EVラリー
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省エネ賞表彰式


 平成12年度時には環境省の「電気自動車実証事業」にも大正町として参加しました。2台の新車のEV車をオートキャンプ場ウエル花夢とJA様や社会福祉協議会様に実際に利用して頂き調査も行いました。

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平成12年 環境省「電気自動車実証事業」


 このEV車は、優れものでしたがいかんせん密閉型のバッテリーでしたので寿命が短かったです。平成16年に上記の車が払い下げになるとの情報で環境省に応募してこちらも2台その後利用させていただkりましたが。平成17年に実施した「四万十川エコライフフェアU(FCVイベント)時にはほとんど走行できないような状況でした。

 FCV車とは、燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicle)の略です。
このイベントの模様は「四万十住民企業「エコロギー四万十」FCV報告(速報)」をご覧ください。

 今回、急にEV車の話をしたのは
GW中に来社された方との話がきっかけです。中国や東南アジアの急激な発展により大気汚染やガソリンの高騰が著しくなっている現状があるとの話からEV車の話を出したものです。

 私達が勉強した当時と違って、最近のEV車は航続距離が200Km程度に伸びている。また、高速充電器の開発によりインフラが整えば中国や東南アジアでの需要も喚起でき環境問題や化石燃料の問題も緩和されると考えたからです。

 ただ、私達は単なる一般ユーザーですので
EV車の開発やバッテリーの開発などは全く解りませんが、四万十川中流域の田舎者が考えると優秀な日本企業が是非EV車を牽引して頂きたいと思います。

 田舎ではガソリン車がないと生活ができないのが現状です。
EV車の性能が上がり、自然エネルギーを利用した高速充電設備のインフラが整い、当たり前にEV車が走る時代を見てみたいものです。

 FCVはまだまだハードルが高いようです。
各メーカの皆様、宜しくお願い致します。

  
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2010年04月15日

地域資源の活用、、

 早くも4月中旬となりました。
暖かったり寒かったりと目まぐるしく天気が変わっています。本日の四万十川中流域は雨がしとしとと降っています。天候不順で野菜の生育にも影響が出始めたようです・・・

 さて、本日のテーマ
「地域資源の活用」です。
平成11年にこの会社が設立され「自然エネルギーを利用した産業創出」について様々な勉強をさせて頂きました。
もともとこの山の中で育った私ですが、林業や農業についてっは全くの知識もなく、まして電気や機械・化学など全く解らず、右往左往の毎日でしたが、色々な皆様から少しづつお知恵を頂きながらこの12年色々なことに挑戦してきました。

 今回は日々の会社内の話を少し記入したいと思います。

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生牛乳からカッテージチーズを作る


 先日来行っている地域の生牛乳利用商品開発の一環で今回はカッテージチーズを作ってみました。
カッテージチーズとは、いつものように出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カッテージチーズ(cottage cheese)は、オランダ原産の軟質なフレッシュチーズ。コッテージチーズ、コテージチーズとも。 チーズの一種で、代表的な非熟成チーズ。脱脂乳などから作られる。白く脆い外観をしており、味は淡白で、わずかな酸味とさわやかな風味がある。 水分を約80%含む。そのままサラダにされるほか、ドレッシング、サンドイッチや洋菓子に用いられる。

 上記写真のように生牛乳から白い固形分(カッテージチーズ)と液体(ホエー)
(ホエーとは、乳清(にゅうせい)とは、乳(牛乳)から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液である。乳漿(にゅうしょう)とも言う。英語ではホエイまたはホエー(whey)。チーズを作る際に固形物と分離された副産物として大量に作られる。また、ヨーグルトを静かに放置しておくと上部に液体が溜まる事があるが、これが乳清である。なお、固形物成分はカードと呼ばれる。)
 が作られます。昨日はホエーを利用してパンを作ったのですが非常に面白いですね・・

 このような食品開発と、営業用の蒸留装置で本日は文旦精油(文旦オイル)抽出とヒノキ精油(ヒノキオイル、ひのきエッセンシャルオイル)抽出を行っています。また、小型の実験機では、

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ひのきの葉油抽出実験(中型実験機)


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イチゴの葉油抽出実験(小型蒸留機)


 日々、地域にある資源を活用した何かを作りたいとスタッフと一日2回のコヒータイムに相談して色々なことを行っている所です。何がヒントになり商品に繋がるか解らない時代です。取り合えず地域の資源を利用して自分たちでできそうなものを行う。これがエコロギー四万十のモットーなのですが、なかなか上手く行かないのも現実ですが・・・

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四万十ひのきカナバ利用ランプシェードほか


 今一番の悩みは、自然エネルギー利用の研究が中々前に進んでいない所です。地域資源活用商品は徐々に出来てきて、全国に仲間が広がってきたのですが、肝心の自然エネルギー利用(バイオマスエネルギー)には繋がってきていません。

 先月、高松高専(香川県高松工業高等専門学校)にお邪魔してメタン発酵と排水浄化研究施設を見学させていただきました。また、本日の新聞にある「愛媛ならでは…みかん搾りかすをバイオ燃料に」のバイオエタノール研究も平成20年に研究させて頂きました。

 私達の住む、四万十川中流域の大正地域は山に囲まれた自然豊かな所です。大きな施設は環境に負荷を与えると考える私達は「小型分散型エネルギー施設と植物精油や地域資源を使った産業づくり」少しでも前に進めたい所です。

 会社内では、いつも上記のような話をしながら生産者の皆様やご協力頂ける研究者の皆様からお知恵を頂きながら日々進んでいる所です。

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先週送られてきた「商標登録証」

 
 遅い歩みなのですが、「夢音香(ゆめおとか)」の商標もこれで完了しました。(登録5311146号)
 田舎の貧乏企業が商標登録完了することができました。

 これも皆様のご協力の賜です。
皆様のお知恵をお借りしながら徐々に「地域資源の活用」で前に進んで行きたいと思います。今後とも宜しくお願い致します。


 
 
 




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2010年01月25日

地球環境を考える??

 このブログの更新も少し滞って来ました。
更新しなければと言う思いと、忙しさにかまける怠け者の思いが交互に交差して・・・

 さて、今回のタイトル「地球環境を考える??」ですが
もう何度かこのページに来て頂いた皆様はお分かりのとおり、私個人はまったく知識もなく、色々な皆様にお知恵を頂きながら徐々に徐々に「私達の出来そうな事」「少しでも地域に貢献したい」等などの思いで、この10年活動を続けてきました。

 本当に歩みの遅い取り組みですが、先週末も会議や打ち合わせで出張していました。今回は色々な思いを込めて少し記入してみたいと思います。

 今回参加したのは、一昨年末(平成20年12月20日)お亡くなりになられた高知県産業振興センター研究開発コーディネータの松崎武彦先生の「NPO法人松崎武彦高知エコ基金」設立会でした。

 松崎先生にはこの会社設立後色々と可愛がって頂き色々な知恵をもらいました。私のような素人が「自然環境」「エコロジー」「エネルギー」「環境保全」「新産業創出」「バイオマス利用」「副産物利用」などなど、訳も分からずよく議論もしたものです。
 ただ、松崎先生は私のような素人の話にも耳を傾けてくれ色々とアドバイスを頂いたものです。

 お亡くなりになられた平成20年は、私達のバイオマスの取組最後のチャンスと四万十町にお願いして「バイオマス等未活用エネルギー利用調査」委員会を行うよう、お忙しい先生に委員参加・委員長参加もお願いしていました。夏ぐらいから体調が悪いとのお話で、最後にお会いしたのは10月29〜30日に東京で行われた「アグリビジネスフェア」の会場でした。
 その時は「気力で病気を克服する」とお話しされていたのですが・・

 松崎武彦エコ基金は松崎先生の遺産を原資として高知県のエコ推進の市民活動を支援する目的で設立されました。
詳しくは、松崎武彦 高知エコ基金

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会場となった高知大学朝倉キャンパス



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「松崎武彦高知エコ基金」設立記念講演会


 今回の記念講演会には東京大学生産技術研究所 教授  山本 良一先生の「温暖化地獄回避のための社会の大転換」と前高知県知事 橋本 大二郎先生の「16年の県政から考える高知の環境未来」の話がありました。

 私は別件もあり山本良一先生のお話を聞いて失礼したのですが、その内容が丁度ネットで見て考えていたものと一致し、またまた感心する事ばかりでした。この記事はリンクフリーのようですので以下にリンクします。

セブンマイルビーチ・ファイル著作権はグリーンウッド事務所に所属します。
 この中には膨大な記述があるのですが、今回私が見ていたのは、
クールな話題の中の「エネルギーと環境」の中の「グローバル・ヒーティングの黙示録」でした。(申し訳ないです。直接ページにリンクしています)

 地球の誕生から人類の未来まで、興味のある方は上記リンクからご覧ください。

 いつも書きます。環境問題へのアプローチは色々あると思います。ただ、一個人では全てが出来るわけでもありません。また、色々な考え方があると思いますが、何か行動に移す時が来ているように思っています。
 弱小エコロギー四万十では何もできないのですが、色々な先生方のお話を徐々に繋いでいくことが必要と思っています。

 今回の松崎武彦高知エコ基金皆様も宜しくお願い致します。

さて、少し話を変えて
 先日来準備しているヒノキ材を使用してのバイオマス研究の一環の取り組みにプロトタイプの照明器具サンプルが出来上がって来ました。

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 四万十ひのきのランプシェードサンプル


 私達の取り組みは非常に分かり難いかも知れません。
香りの商品は徐々に出来上がって来ました。次は「光」の商品開発です。香りと共に良き商品が出来ればよいのですが・・・

 皆様、今後ともエコロギー四万十を宜しくお願い致します。


 




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2009年10月02日

自然エネルギーを利用して、

 またまた、更新が滞りました。
8月後半から、新商品となる夢音香(ゆめおとか)ブランド第一弾ゆずエッセンシャルオイルの製造やPRのため少しバタバタとしておりました。
 9月に入り少し落ち着くかとも思われたのですが気が付いてみると早くも10月がスタートです。年々時の流れを速く感じるようになってくるようです。

 さて、今回のテーマは
「自然エネルギーを利用して」と言うことで記入したいと思います。最近はテレビを見ても新聞や雑誌でも「エコブーム」??

 「エコブーム」と言う書き方には抵抗があるのですが、元々地域の資源と自然エネルギーを利用して産業を作る目的で出来た会社ですから、会社名も「ecology」(エコロジー)と「energy」エネルギー)を合わせた「エコロギー四万十」です。

 最近は輸出への話もあり英語表記で会社名を記入することもあるのですが「Ecology Shimanto」で記入しています。

 いつもお話しするのですが「エコ」の取り組みと言っても非常に幅広く、会社が出来た当時は多くの皆様からお知恵を頂きながら進めてきたものです。

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4R運動の画像(2000年5月作成)


 上記の画像は、2000年に地域の小学校(大正町立 田野々小学校)に太陽光発電システムが設置され子供たち向けに「太陽と友達」と言う環境問題を勉強できるソフトとして作成された時の画像です。

 4R運動(活動)と言う言葉が一般的に知られてきていた当時ですので、マイバック・マイ箸、ゴミゼロなどなど一般住民が取り組める、身近な活動が言われはじめた時期でした。

 活動家の中には、非常に先鋭的な方もいて、私達のような一般の人間ではとても付いて行けないと思われる過激な発言も当時は良く耳にしました。私達は息の長い取り組みを目指し「できる事から始めましょ!!」的な緩やかなアプローチを気にかけてきたのですが、今のように何でもかんでも「エコ」と言うのも少し気がかりに思える部分もあります。

 昨年四万十町内で実施した「バイオマス等未活用エネルギー利用調査」時にも少しそれを感じていたのですが、「地球温暖化を止めるためにCO2の削減」今年の新政権の「CO2削減量25%」などなど、一般の住民からは少し不安になる部分もあります。

 太陽光発電システム普及のためにこの11月1日より新たな制度が開始されます。

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資源エネルギー庁太陽光発電新たな買い取り制度より



 地球環境を守るための取り組みや活動は多くの皆様が参加する事に意義があると思っています。ただ、一方向からの活動だけでは無く幅広く広げて行くことが肝心だと思います。また、環境問題の内容を理解して出来る事を少しずつでも繋げて行くことが大事だと思っています。

 「エコブーム」で終わらせることなく、多くの皆様が関心を持って取り組んで行ける時代になる事を切に願うものです。

 私達は平成13年度(2001年)からバイオマスエネルギーに特化して勉強してきました。今でも戦後すぐに動いていた「木炭バス・トラック」の技術を利用した「小型ガス発電」を行いたいと思っています。

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木炭バス画像(神奈川中央交通 三太号より)


 詳しい内容に興味のある方は「木炭バス」で検索してみて下さい。

 四万十川中流域の田舎ですから、丁度このレトロな雰囲気が似合うと思います。昔はこの地域でも木炭バスが走っていたようです。豊富にある林業バイオマスの利用としては十分ではないかと思う所ですが、現在はこの技術が少し進んで、「バイオ液体燃料」(BTL)と言う研究が進んでいるようです。

 私達が行いたい「自然エネルギー利用」は、何も最新の技術でないといけないとは思っていません。いつもお話します。田舎の車屋や鉄工所が関われる、一般の住民も参加できる自然エネルギー利用が理想です。

 古い技術と新しい技術の融合こそ私達が目指すものです。電気自動車(EV)の取り組みも行いました。燃料電池車(FCV)の取り組みも行いました。次は農林バイオマス利用で小型分散型ガス化発電と熱利用による産業の創出です。

 この技術が中心に座ってこそ、世界で初めての植物精油抽出製法「超音波印加型減圧水蒸気蒸留法」による、夢音香(ゆめおとか)ブランドが完成する時だと思っています。

 この地域全体が、早くエコエネルギーパークとなりたいものです。

 小型風力・水力も諦めていません。徐々に実現していきますのでこれからもお知恵宜しくお願い致します。


 
 

 
posted by エコル君 at 15:32| Comment(0) | TrackBack(2) | 自然エネルギー

2009年06月24日

太陽光発電について

 昨日は田野々小学校の太陽光発電システムの調査に同行していました。5月29日に連絡を受け関係個所に修理依頼を行っていたのですが中々日程が決まらず少し遅くなったのですが昨日業者の皆様と調査を行いました。

 と言うことで、今回は太陽光発電システムについて記入したいと思います。

 まず、我が町(旧大正町)の太陽光発電システムの状況ですが、平成9年度に実施された「大正町地域新エネルギービジョン策定調査」時に、当時の町長宅に3Kwのシステムが一台稼働していました。その後、NEDO事業を利用して田野々小学校(30Kw)、オートキャンプ場ウェル花夢(5Kw)、大正町庁舎(現四万十町大正総合支所庁舎)(10kw)が設置され、民間住宅に2〜3件の設置状況でしょうか?

 エコロギー四万十は平成11年に設立され太陽光発電システム設置等の協力を行ってきました。平成11年度(平成12年2月29日)田野々小学校に太陽光発電システムが設置され大正地域の最初の大型のシステムでした。

 小学校の先生方に協力頂き子供たち向けに太陽光発電システムを分かりやすく理解頂ける「環境ソフト」を作りました。

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 この辺の話は以前記入した4月29日付「過去を振り返って その2」をご参照いただければと思います。

 今回は既にご存じの方も多いとは思いますが太陽光発電システムについ記入します。

tikyu_i.gif太陽エネルギーについて

 地球に降り注ぐ太陽のエネルギー量は、太陽自身が放つエネルギー量の22億分の1と言われており、そのエネルギー量(1.2×1014Kw)は全人類の消費するエネルギー量(1×1010Kw)の約1万倍となっています。特に我が国の場合は、日本が受ける全太陽光エネルギー量(5×1010Kw)に対し、約百分の1のエネルギー量(5×108Kw)となっています。(以上、エネルギー量は秒あたりに換算した値)
 太陽エネルギーが注目されているのは、そのエネルギー量が膨大で枯渇の心配が無いこと、汚染物質が発生しないこと、地球上の殆どの場所で利用可能なことのためです。しかし、晴天であっても1m2あたり1Kwとエネルギー密度が低く、利用可能なエネルギーとするためのコストが割高となることと、天候などの自然条件に左右されエネルギー出力が不安定と言った問題点もあります。
 太陽エネルギーの利用形態は、熱や光からなる直接的な利用と、風と波などの間接的な利用があります。直接的利用のうち熱の利用は、家庭用としての給湯や暖房などの小規模利用が実用化しており、産業用としての利用拡大の研究が進められています。また、光の利用については、太陽電池が発生する電気を利用する太陽光発電が時計や電卓などの民生分野での利用、灯台・山小屋等の独立分散電源としての利用分野で実用化しており現在は電力供給機能としての研究開発が進行しています。
三菱電機「太陽光発電基礎知識」より


ecol-pv.jpg太陽光発電の仕組み

太陽電池は、一般的には電気的な性質が異なるp型の半導体とn型の半導体を原子レベルの精密さで張り合わせてできるpn接合と、電気を取り出すための電極と、太陽電池の表面における反射を抑える反射防止膜からできている。

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 太陽の光はエネルギーを持った粒子の集まりであり、太陽光が太陽電池の表面に反射されると大半の光は太陽電池、すなわちシリコンの結晶の内部に入っていく。
 太陽電池に太陽が吸収されると、プラス(+)の電荷をもった正孔と、マイナス(−)の電荷を持った電子が発生する。これが「半導体の光電効果」と呼ばれる現象である。発生した正孔と電子はシリコンの中を自由に動き回るが、pn接合を境にして正孔はp型半導体の部分、電子はn型半導体の部分に集まりやすい性質を持っているため、p型シリコンは+の電気を、n型シリコンは−の電気を帯びるようになる。そして、それぞれのシリコンに繋がっている電極に電球などの負荷をつなぐと電気が流れる。

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hakase.jpg太陽光発電言葉解説

◆PV(ピーブイ)
英語でPhotovoltaicの略で一般的に“太陽電池”のことです。
◆ 系統連系
太陽光発電システムの電気を電力会社の電気とつなげ両方の電気を使えるようにすることをいいます。
◆ 逆潮流
太陽光発電システムで発電した電気を電力会社へ送ることをいいます。
電力会社へ送った電気は買い取って頂けます。
◆ “セル”“モジュール”“アレイ”
セルは太陽電池の機能をもつ最小の単位のことで一般的に約10cm角、12.5cm角、15cm角又は丸のシリコンの薄い板です(結晶系の場合)。
モジュールはセルをつなぎ合わせて、使うのに便利な電圧を取り出せるようにパッケージに収めたものです。工事の際に取扱う最小単位です。
アレイは、大きな電気を取り出せるようにモジュールを架台に並べた物をいいます。

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◆ 変換効率
太陽電池に入射したエネルギーをどれだけの割合で電気エネルギーに変換できるかを示すもの。
わかりやすい例えでいうと、『光』の種を100個まき、『電気』として育つ物が10個とすると、変換効率は10%となる。
◆ 太陽電池の種類
単結晶シリコン     変換効率13〜15%
多結晶シリコン     変換効率11〜13%
アモルファスシリコン  変換効率6〜8%

 以上が簡単な太陽光発電システムの解説になります。若干、資料が古いので今はもう少し変換効率などは良くなっていると思うのですが、これから太陽光発電システムの設置をお考えの皆様、参考になれば良いのですが・・・
 太陽光発電システムもパネルを作る時のエネルギー消費などでいろいろと議論はあるものの、設置すれば身近に環境問題を考える機会になると思いますので今後の政府の補助等に期待したいと思います。燦々と太陽が降り注ぐ四万十川中流域 四万十町から情報発信です。

 さてさて、昨日の調査時の写真公開

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 昨日、午後から雨となり雨に濡れながらの調査になってしまいました。立会頂いた校長先生、教育委員会職員様、もう少し調査が必要との事、今しばらくお待ちください。

 データ管理用のパソコンは調整しましたので問題なくデータ収集は可能と思います。再度お邪魔するときも宜しくお願い致します。

posted by エコル君 at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然エネルギー

2009年06月20日

農林業は復活するのか?

 さて、今回は少し厳しく農林業について記入してみたいと思います。多分相当な批判も出るとは思うのですが、今週は森林組合様と話す機会も多く、再度 農林業について考えてみたいと思います。

 私個人はこの町の出身ですが、高校生時代から町を離れ22歳の時に一度5年間だけこの町にいました。その後7年間町を離れ平成4年にUターンしてきました。家業が商店でもあり農林業との直接のつながりは平成11年度に会社が設立され平成12年度よりバイオマスエネルギーの勉強をはじめてからになります。

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大正のシイタケとクリ


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四万十のお茶とスプレイ菊(スプレーマム)


 上記が旧大正町の代表的な農産物になります。ただ、昨年四経局のバイオマス調査事業で調べたときに大正地域担当のJA様によるデータを見てみると「イチゴ・菜花・シシトウ」等の農産品もあるのですが、取扱量は思った以上に少なくこれで大正地域の農業は良いのかと考えてしまいました。また、担当者いわく、これ以上取扱品目を増やす予定はないとの事、素人の私には疑問に思うことばかりでした。

 一方、林業ですが(大正地域の場合シイタケは森林組合扱いになります)
 こちらは、平成13年頃より大正町森林組合(町村合併しても今でも大正町森林組合との事)の皆さんから色々と勉強させて頂いたので農業よりは私には身近なものです。

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四万十川の人工林(ヒノキ林)


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四万十方式作業道と機械による集材


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架線集材風景と搬送前風景


 とは言え、素人ですから山の皆様から色々と情報を頂きながら私達の出来る事を常に考えています。以前も記入したのですが、「戦後一斉に植林された日本の山から50年生以上の材が大量に出てきて林業は成り立たなくなる」が私の持論でした。それが、現実になりつつあります。このままでは、本当に林業は成立しなくなるかも知れません。

 今週、大正町森林組合様とお話しすることが多くこの話もしました。森林組合の部長は幼馴染で言いたい事を言える間柄ですから、今できる事を仕掛けない限り本当に難しくなる事、一方向の取り組みだけでは無く多方面に視野を広げた取り組みを行わなければならない事などを話しました。

 現在の農林業への補助金は湯水のごとくあるのですが、肝心の出口が出来ていません。農業も含めて補助金漬けで私が知る限り旧大正町地域で新たな取り組みの話は聞いた事がありません。先ほどのJA担当者では無いのですが現状維持を図るため、新たな取り組みの失敗を恐れて・・・
 ほぼ、旧態依然とした補助金漬けの農林業になっていると考えています。

 私達は、農業者でも林業者でもないため農林業の委員会や会議には出席できないので、当事者の皆様がどのように感じているかは分かりません。ただ、旧大正町地域の基幹産業である林業・建設業は活力がなくなっていると感じています。旧大正町地域は93%程度が山ですから、農地が非常に少ない所です。以前から農業についても平野部の多い地域と同じ取り組みでは太刀打ちできない(生活できない)と話してきました。だからこそ、住民の皆様の出資でエコロギー四万十が出来たと考えています。

 自然に恵まれ環境の良い地域に生まれた私達は、この自然を守りながら暮らしていく方策を考えなければならないと本気で思っています。
 余力がある時に行動に出なければますます縮小するだけです。一度に全てが上手く行くとは考えていません。余力の一部を変えて行き徐々にシフトする、農林業も環境に配慮して交流人口増加の観光と共にシフトする。

 現在高知県が行っている「地域アクションプラン」もこのままでは今までと同じになってしまうと思っています。頭では皆さん分かっているようですが、今は行動に移す時です。

大自然に囲まれた四万十川のヘソ
大正地域より情報発信
自然環境を守るためにも
緑の山と青き流れの四万十川を守るためにも
エコロジーとエネルギー
出きることからはじめましょう!!
急がないで、でも少しだけ
地球環境を考えよう!!
(エコロギー四万十トップページより)
posted by エコル君 at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然エネルギー