2013年12月31日

平成25年を振り返って、


 今日も朝から寒い四万十川中流域です。
今朝の気温も-2℃でした。非常に寒く感じます。
天気は曇り空で今にも雪が降りそうな感じになっています。

 いよいよ平成25年も今日一日となりました。

朝から資料の整理や12月分の清算処理も終わってやっとひと段落です。

最後までe-SHIMANTOのご利用ありがとうございます。
今年も最後まで皆様にお付き合い頂け感謝しております。

 さて、例年どおり今年を振り返ってです。

今年の1月も非常に寒い日が多かったように思います。今年のエコロギー四万十は暦どおり1月4日から仕事始めでした。1月5日には寒さのため蒸留装置の冷却水配水管が凍ってしまって破損しバタバタしたのを良く覚えています。また、冷凍コンテナも故障して新規に取り換えました。

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仕事始めの1月4日の日の出です


2月には、アメリカからのお客様をお迎えし残っていた柚子畑にご案内し木に残った柚子の実をご覧頂きました。また、平成24年暮れからスタートした新商品作成のサンプルも徐々にできてきてスタッフや役員で、いつものような人体実験(使用感テスト)で評価しながら試作も繰り返して頂きました。
2月23日に「第十五期株主総会」を開き、今年の取り組みを住民株主の皆さんにお話ししました。

3月には、フランスにある調香師の学校に行かれている方より柚子に関してのご質問を頂き、高知大学農学部 沢村正義名誉教授や柏木丈拡准教授にお知恵を頂き回答を送付しました。この話は今年後半にロシア・フランスでの香水の話しにも少し広がりました。
2月に続き関西方面への出張もあったりで、今年は年初から出張が多い年であったようにも思います。

4月は海外への輸出も昨年に引き続き本格的に動き始め少し準備にバタバタしました。
また、植物精油の生産が急激に増えてきたので堆肥処理だけでは無く別の方法も急遽検討を重ね、地域の養豚業者さんに協力を頂き豚の餌への取り組みも始めました。ただ、以前にも記入した「ユズ豚(柚子の香りの豚肉)研究」には、繊維質の多いゆず蒸留残渣を多く与えると糞が増えると言う影響もある事が分かり、もう少し調査が必要に思われました。

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海外輸出用の植物精油輸送容器


5月は新商品の試作も並行して進めると共に、色々な会社よりユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)ショウガオイル(生姜オイル・ジンジャーオイル)を利用した商品開発等の話しも多く頂け色々な会社ともやり取りをしました。

6月は、今年から5年計画でスタートさせた「四万十川 アロマセミナー」を日本臨床アロマセラピー学会 大本千佳理事長に協力を頂いて実施しました。今回初めての取り組みで色々とご迷惑をおかけしたのですが、日本臨床アロマセラピー学会の皆様にご協力頂き無事終了する事が出来ました。
来年はグリーンフラスコの林真一郎さんに協力を頂く予定ですので、アロマに興味のある皆さんはご参加頂けると幸いです。

7月には今シーズンのユズオイル抽出に備え、いつもご協力頂く徳島県の会社に行って新たな装置の作成や処理装置の話しをしてきました。例年どおりこの時期はショウガオイルの抽出が動いているのですが、今年は柚子オイルの抽出も並行して動かし、ヒノキオイル抽出と3台の蒸留装置がフル稼働でした。
来社見学の皆様も多かったように思います。

8月になると7月後半から雨の降らない時期となり非常に暑い夏でした。
今までは「夏のキャンプは涼しい四万十川で」と話ていたのが「日本一暑い四万十川」(四万十市西土佐地区)となって困った思いもしました。8月後半は昨年に引き続き多くの新情報をお寄せ頂き感謝する事ばかりでした。

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四万十川の鮎の火振り漁


9月は急遽決まった経済産業省の補助事業申請に少しバタバタしました。
もともとこの話は、今年7月に全く違う話からスタートしているのですが、どこで繋がるか世の中は分からない物でスタッフを含め楽しんで仕事をすることの大事さを考えさせられたものです。

10月は、今シーズンのユズオイル抽出原料の調達でご協力頂くJAさんや生産者グループ等にお邪魔しました。ここでも、皆様のご協力で何とか予定数量を確保でき非常にありがたく思いました。
また、今年の一番の思い出である「スタッフ一同と行った北海道旅行」は一番の思い出です。
会社を設立してから希望していた慰安旅行がやっと実現できました。
北海道のフプの森の皆さんにご協力頂き「シソオイル抽出」を実際に見学でき非常に有意義な旅行になりました。また、北海道民も驚く今年初めての雪も体験できました。

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北海道でのシソオイル蒸留見学


11月は例年どおり11日から本格的なユズオイル抽出がスタートし、来年の注文に合わせて過去最大の精油製造が本格的に動き始めました。また、10月からスタートした「かぐや姫の香り」プロジェクトも並行して進められ、エコロギー四万十の新商品発売・かぐや姫プロジェクトでの商品づくりなどなど、今までにない忙しさを体験しました。

12月も皆様にご迷惑をおかけしながら
西へ東へと走り回りあっという間にこの年末を迎えています。

 多くの皆さんに支えて頂きながら15年目の取り組みが終わろうとしています。

この15年間、色々な皆様にお知恵やお力添えを頂け

  やっと会社らしくなってきました。

来年は、さらにもう一歩

 大きく羽ばたきたいと思っています。

いつまでも、貧乏会社のエコロギー四万十ですが 
 
 来年も宜しくお願い致します。

 皆様、 良きお年を お迎えください。

  
 
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2012年12月28日

2012年を振り返って、


 いよいよ2012年も残り数日となりました。
昨日は今シーズンでもっとも寒い朝となり朝の仕込にバタバタとしましたが、天気は非常に良く年末の大掃除も終了して新しい年を迎える準備もはかどりました。

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12月27日 今シーズンもっとも寒かった朝


 今朝の四万十川中流域は、一転して朝から小雨が降っている状況ですが、昨日と比べると気温も高く今年最後のユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)抽出の仕込も問題無く終了した所です。

エコロギー四万十本体の業務は今日で終了です。とは言え
四万十オートキャンプ場ウエル花夢の運営もありますし、ネットショップ(e-SHIMANTO)もあるので全スタッフが正月休暇に入るわけではないのですが、一応の「仕事納め」と言う事で、

 一年を振り返っての記入です。

 エコロギー四万十にとっての平成24年度(2012年)は非常に良い年になりました。若干、お天気が不安定でウエル花夢の利用者が若干少なかったようですが、エコロギー四万十にとっては飛躍の年になりました。

 1月は、平成23年度(2011年)に動かす事のできなかった本格的な海外輸出の芽が着実に花開きイギリスへの出荷準備やフランスからの問い合わせ対応、アメリカからのお客様の来社など幸先の良いスタートを切る事が出来ました。

 2月には、一昨年オープンした海洋堂ホビー館四万十の動きに合わせ進めてきた住民組織「四万十川かっぱ王国」の皆さんと一緒に「全国かっぱサミットin四万十(第一回 四万十川かっぱサミット)」の開催の協力を行いました。また、例年どおり2月25日(2月の最終土曜日)に第14期定時株主総会を行い、不甲斐なかった平成23年度(2011年)の結果報告を行い、今年の立て直しを約束しました。

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かっぱサミットの記念写真


 3月は、植物精油抽出時に同時に取れる蒸留水(フローラルウォーター・ハイドロゾル)の有効利用に向けて、化粧品素材メーカさんと研究を行ったり、全国様々な地域からご依頼いただく新たな植物精油抽出研究を行ってきました。

 4月は、平成23年度の業績不振に伴い
海洋堂ホビー館四万十の開業に合わせオープンしたJR土佐大正駅の売店を閉店する事となり、ご利用頂いた多くの皆さんにはご迷惑をおかけしました。ただ、中旬には本格的な海外輸出がスタートし何とか平成23年度の遅れを取り戻すことが出来そうになりました。

 5月は、関係する柑橘類生産者(生産者グループ)の皆さんのご協力で「柑橘類の花」の取材をさせて頂きました。また、自然エネルギー利用でペレット製造のお話を頂き色々と調査したのですが、残念ながらやはりペレット製造はエネルギー逆転でエコロギー四万十としては行わないこととしました。

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様々な柑橘の花


 6月は、高知市内にある「土佐セレクトショップ てんこす」にエコロギー四万十の商品展示を行い一般の皆様向けの販売も行いました。中旬には、準備してきた奥四万十を含む四万十川ツアーを行いました。これは下津井ダム湖のホタル見学や四万十川本流の川下りをメインとした奥四万十川観光と地域の特色を生かした今後の取り組みの第一弾でした。

 7月には、海洋堂さんの「かっぱ館」オープンイベントの参加や「四万十川のバラの谷」構想に協力頂く「福山ブルガリア協会」の皆様、昨年からお付き合い頂く「アロマセラピー学会」関係者の皆様などなど多くの皆様に来社頂き色々とお話をお聞きする事が出来ました。

 8月も引き続き、「四万十川かっぱの日」イベントへの協力や来社見学の皆様(一度に30人もの皆様の来社は初めてでした)など色々な交流ができ、楽しい日を過ごさせて頂きました。また、後半からは急にユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆずオイル)の問い合わせが増えてきて海外のイタリアからも新たな引き合いがあり少し忙しい月になりました。

 9月は、8月後半からユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)のご注文が頂け今シーズン分(平成24年分)の柚子果皮調達を少し早くから準備するようにしました。この動きは例年と違い少し早いようにも思われます。海外からの注文もリーピートするようになったようでありがたい事です。「和の香り」をもっと知って頂けると良いのですが・・

 10月は、柚子果皮原料調達に出張が多い時期になりました。例年、柚子果皮調達に高知県内の農協や生産者グループの皆様など今年は少し早くから接触させて頂きご迷惑をおかけしました。お陰様で計画どおり何とか原材料確保のめどが立ち生産計画も早めに完成できありがたかったです。

 11月は、例年どおり12日から本格的なユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)抽出に入りました。丁度、開始したこの日に以前からお付き合い頂くグリーンフラスコの林真一郎社長にも来社頂け色々とお話を伺う事も出来ました。例年と違い、今年からこの時期にも来社見学を受け入れるようにしたので若干スケジュール調整には四苦八苦したのですが、多くの皆さんに喜んで頂け私達も楽しかったです。

 12月は、フル稼働でユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)抽出を行っています。何とかご注文頂いた皆様にご迷惑をおかけしないように抽出を続けたいと思っています。お待ち頂く皆様、もう暫くで出荷完了すると思いますので宜しくお願い致します。

 平成24年度(2012年)も色々な皆様に来社頂けました。
私達だけでは何も前に進まないのですが、多くの皆さんのご協力で何とか恥ずかしくない成績で今年を終了する事が出来そうです。

 残す所、後数日の平成24年(2012年)です。

 来る平成25年(2013年)も良き年になるようスタッフ一同

    前に向けた取り組みを行う予定としています。

 皆様、田舎の貧乏会社エコロギー四万十  今後とも宜しくお願いいたします。

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2011年01月04日

2010年を振り返って


 新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

 さて、この記事の記入は昨年末(12月30日)からスタートしたのですが
何と、四万十川中流域の四万十町も12月31日に大雪となり身動きが取れない状況になっていました。本日まで更新する事が出来ませんでした。

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平成22年12月31日 朝の大正地域画像


 携帯電話の画像で少し見難いとは思われますが、久々の大雪でした。
私達は雪に慣れていないので、少しでも道路に雪があると怖くて車を動かす気持ちにはなりません。

 と言う事で、新年になってからの更新で申し訳ありません。

 さて、2010を振り返ると、、
1月から来客の多い一年だったと思います。2月には岐阜県のオークビレッジ社(正プラス)の稲本社長が来社され植物精油の抽出や林業振興などなど色々とお知恵を頂ける関係が出来ました。私達は地域の会社として色々な皆様からお知恵を頂きながら徐々に事業を進めてきたので来社頂ける皆様はいつでも歓迎です。ただ、田舎の事なので大したおもてなしもできないのですが皆様からお知恵を頂けるのは非常にありがたいことだと思っている所です。

 3月には先日来社頂いたゼロファーストデザインの佐戸川清先生に来社頂け9月には「四万十大正まるごとデザイン(SOON@SHIMANTO)」を開催する事が出来ました。(四万十大正まるごとデザイン20100908、まるごとデザインご報告20100929
 地域資源を活用するためにも多くの皆様からの知恵が必要です。今後ともよろしくお願いします。

 3月にはもう一つ特筆するべき事に、第9回高知エコ産業大賞で夢音香(ゆめおとか)ゆずエッセンシャルオイルが優秀賞を頂く事が出来ました。(優秀賞頂きました20100326)地域資源を使った新たな産業創出に向け少し弾みがついたようにも思います。

 4月にはアロマセラピストの重松浩子さんの来社や愛媛県の柑橘生産者との交流など新しい展開へ向けての交流もありました。

 5月にはNHK「クローズアップ現代」で「匂いビジネス」として植物精油などを利用した私達が言うところの「香ビジネス」でご協力いただける企業様が取り上げられ「四万十ひのき」の香りとして「環境」と言うイメージ作りで取り上げられました。(香ビジネス20100520

 6月にはセラピストの熊谷千津さんと元資生堂研究所長の塚田弘行先生が来社されエコロギー四万十に足りない香りのお知恵を頂き新たな取り組みに向けてのスタートが検討されました。これは7月に岐阜県・愛知県へ出張した時方向性が決まり10月に島根県・広島県への出張へと繋がっていきました。(四万十川のバラの谷構想20101126

 7月1日には各種精油類の統一感を図るためデザインを新しくすると共に商品パンフレット等の制作を行いました。また、夢音香(ゆめおとか)ゆずエッセンシャルオイルを利用した商品を作りたいとのお話を東京の方から頂き高知大学農学部 沢村正義名誉教授にもお会い頂きました。

 7月後半には平成21年度産のユズオイル(柚子オイル、ゆずオイル、ゆず精油)が全く足りなくなり、急遽8月末まで精油抽出を再開することとなり多くの皆様にご迷惑をおかけしました。

 8月も帝京大学の井上重治先生が来社され精油類の抗菌性やその他、いろいろとお知恵を頂きました。平成22年は2月の高知工業高等専門学校(高知高専)や8月の窪川高校への協力など教育機関との連携も多くあった年のようにも思われます。

 9月には年初から予定されていた徳島県の「スダチ」精油抽出を本格的に実施しスダチ精油の研究も行いました。3月に実施した土佐文旦果皮からのぶんたんオイル抽出など新たな精油類の研究も徐々にですが増えてきているところです。

 10月には「四万十町香りの町構想」の一環として、地域のセラピストの皆様にご協力いただき「四万十町香りの町ツアー」を実施しました。(香りの町ツアー募集20100914、香りの町ツアーご報告20101009、香りの町ツアー報告220101012

 また、10月17日には
この町に新たにできる海洋堂フィギュア館について宮脇 修館長が急遽来社され「四万十川かっぱ王国設立について」ご相談を受け、これも急遽お手伝いすることとなり、以後本年2月3日の四万十川かっぱ王国設立宣言、2月6日のワンダーフェスティバル参加、4月1日JR大正駅リニュアル、4月29日海洋堂フィギュア館オープンなど現在準備に追われているところでもあります。

 11月・12月は海外からのお客様も来社でした。
以前からスウェーデン・アメリカなどへ関係する所を通じて若干精油類を輸出していたのですが、それ以外にフランスやベルギー、韓国などいろいろな話も舞い込んでくるようになってきました。
例年、この時期にはこの手の話が多いのですが今の所、大きな動きにはなっていないのも現状ですが・・・

 平成22年(2010年)は様々な事が動き始めた年でもありました。
多くの皆さんに協力いただき無事終了する事が出来ました。皆様、本当にありがとうございます。

 平成23年(2011年)も良き年になるようスタッフ一同前に向けた取り組みを行う予定としています。

 皆様、今後とも宜しくお願いいたします。


 
posted by エコル君 at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去を振り返って

2009年12月31日

2009年を振り返って

 いよいよ今年も今日で終了です。
もう少し早く更新しようと思ったのですがすっかり遅くなってしまいました。お陰様でこの年末までエコロギー四万十のネットショップ(e-SHIMANTO)もご利用いただけ感謝しております。
ネットショップ(e-SHIMANTO)は明日はお休みさせて頂きます。ご了承ください。

 今の四万十川中流域は吹雪になっています。
見ているうちに敷地内にもどんどん雪が積もっている状況です。
今年最後の一日がこんなに雪になるとは・・・
急いで更新して我が家に帰りたいと思います。

 今年を振り返って見ると色々な事がありました。
2009年は科学技術振興機構育成研究(JST事業)最後の年でした。
1〜2月は最終の実験を行うためにバタバタとして、2月後半から3月はJST事業研究成果報告書作成に追われ、4月の最終発表会の準備に追われと、2009年前半はJST事業最後の年でバタバタでした。

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JST育成研究報告書(6月3日掲載分)


 今年前半は、ユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)抽出の合間を見て、愛媛県の企業の協力を得て、国産レモンとダイダイ(橙)から精油抽出実験も行いました。また、平成16年頃より連絡を頂いていたS社のU専務にもお会いしこちらに来て頂き色々な情報も頂けました。

 3月からは、ショウガオイル(ショウガ精油・ジンジャーオイル)の抽出を開始し、今思うと今年はショウガオイルを一番長く抽出していたような気がします。

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ショウガオイル分溜作業中(9月2日掲載分)


 4月には、念願のネットショップ(e-SHIMANTO)を開始すると共にこのブログも始めました。歩みの遅いエコロギー四万十ですので、ここまでたどり着くのに10年もかかりました。

 今年の目標の一つでもあった、マスコミへの露出も3月8日の高知新聞社記事掲載からミスターパートナー社の「読者が選ぶ売れすじ商品2009」スカイパーフェクトTVの「耳より通販情報」その他にも多くの取材を頂き感謝するばかりです。

 新しい試みとしてのシソバイオマスからのシソオイル(シソ精油)抽出研究には、高知FBCや南国JA様など多くの皆様にご協力を頂きました。

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シソバイオマスからの精油抽出(6月7日掲載分)


 7〜8月はアメリカからのお客様の来社や新たな商品発売用に商標登録の準備、新製法のゆずエッセンシャルオイルの抽出とあっという間に過ぎて行きました。

 今年一番の思い出は、
JST事業で開発した、世界で初めての植物精油抽出製法「超音波印加型減圧水蒸気蒸留法」で抽出したユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)の「夢音香(ゆめおとか)ゆずエッセンシャルオイル」の発売です。9月10日のJST育成研究報告会でお披露目をして9月11日よりネットショップ等で販売を開始しました。多くの皆様から感想を頂け、本当に感謝する事ばかりの嬉しい思い出です。

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夢音香(ゆめおとか)(9月12日掲載分)


 また、8月より大正町森林組合様と協議会を設立しこちらも念願のヒノキオイル(ヒノキ精油)抽出実験と製品化研究がスタートしました。この事業に合わせ新たなスタッフ2名も増え食品開発と四万十ヒノキを利用した各種商品開発研究までのプロジェクトも同時に進んで来ました。

 四万十ヒノキのヒノキオイル抽出研究も順調に進み、四万十ヒノキオイルを利用した「ひのき石鹸(さっぱり、しっとり)の2種類も近日中に発売予定です。

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ひのきの香り石鹸


 来年には、四万十ヒノキのヒノキオイルを利用した商品が「四万十ドラマ(株)」から雑誌の付録として提供されるとの事です。
 念願のヒノキオイル抽出が出来るようになるとどうしても必要となるのが、木質バイオマスエネルギー研究施設となってきます。

 9〜10月に応募していた国交省事業は残念ながら不採択となり、直ぐに研究を進めることはできないのですが、来年こそ本来の自然エネルギー利用と副産物の利用による各種商品開発に進んで行きたいと思います。
 
 11〜12月は例年どおり今シーズンの柚子果皮からユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)夢音香(ゆめおとか)ゆずエッセンシャルオイルの抽出と例年以上の忙しさでバタバタとしました。

 12月初旬に私どものユズオイルを利用した商品が発売となり、この商品を取り上げた番組が関東と北海道にTVで放送されると北海道の皆様からのe-SHIMANTO利用が一気に増えたのには驚きました。
 エコロギー四万十は一瞬しか映らなかったのですがそれでも大きな反響です。来年も何か考えなくては・・・

 さて、長々と思い出を記入してきたのですが、あと数時間で今年も終了してしまいます。

 皆様、本年も色々とお世話をおかけしました。
エコロギー四万十も徐々にですが前に進んでいます。来年も多くの皆様にご迷惑をおかけすると思います。
私達の夢に向けての取り組み、歩みの遅いエコロギー四万十ですが、多くの皆様のお知恵やご協力が無くては前に進めません。
 来年もエコロギー四万十宜しくお願い致します。

 皆様、良いお年をお迎えください。


 
posted by エコル君 at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去を振り返って

2009年08月17日

過去を振り返って、その9

 お盆休暇も終了し、本日よりエコロギー四万十は動き始めました。8月に入って四万十オートキャンプ場ウエル花夢も最盛期となりエコロギー四万十のスタッフもウエル花夢のお手伝いと両方を受け持つなどバタバタ状況が続いていました。

 残念ながらこの夏は雨が多く、四万十川も増水で濁った状況が続いてしまいました。お盆休みの終わった本日(8月17日)は晴天です。うーん残念、
 この天気が早く来ればよかったのですが・・・
来年は良い天気が続きますように!

 さて、久しぶりの更新は
過去を振り返って、その9
平成19年度を取り上げてみたいと思います。

 平成19年度も今考えるとバタバタとした年でした。
元旦の高知新聞社特別紙面でエコロギー四万十を取り上げて頂き、色々な皆様よりお問い合わせやご連絡を頂いたものです。

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 高知大学農学部とのユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)抽出研究も2年目に入り、装置の改造や増設などの打ち合わせや抽出研究・排水の浄化研究も本格的にスタートした年です。

 2月24日に第9期定時株主総会を終了し、ユズオイル等を利用した製品化研究も本格的に開始されました。
 この平成19年度特筆すべき事は、

 4月8日に四万十オートキャンプ場ウエル花夢で春のイベントとして実施された「ウエル花夢花祭り」でエコロギー四万十とウエル花夢両方でお手伝い頂くスタッフの「ガーデンウェディング」を実施した事です。

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 丁度、桜の花が咲き乱れウエル花夢全体が花に包まれた4月8日に地域の皆様や関係者の皆様も参加して頂き、若い二人の結婚式を行いました。

 ウエル花夢支配人も司会進行で参加し、エコロギー四万十スタッフ全員が裏方として準備や誘導作業など、この時ばかりは仕事を忘れてのお手伝いでした。

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 若い女性の花嫁姿はいつ見ても良いものです。楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 さて、それ以外にも平成19年度は、
柚子果皮保存用に冷凍コンテナを導入したり実験器具用に特注品の分溜器やメスシリンダーを作って頂いたりと、色々な皆様にご協力頂きました。

 また、前回も少し記入した
四万十オートキャンプ場ウエル花夢に入浴施設を設置するための計画書を作り四万十町役場に提出しました。私達が住む大正地域には住民も利用できる入浴施設が無いためとユズオイルやヒノキオイルを抽出する時に大量の蒸留水(ハイドロゾル)が取れます。

 ヒノキ風呂や柚子風呂が簡単にできる状況にあるエコロギー四万十が考えると、オートキャンプ場ウエル花夢に今一番必要なものは入浴施設と言う結論になったのです。何とか前に進むと良いのですが・・・・

 平成19年度は、ハーブ類の抽出にも挑戦しました。
九州の会社から依頼され、レモングラスから精油抽出を行いました。
 私達は、和の香りにこだわった製品開発を進めようとは考えていますが、ハーブ類からの精油抽出も色々な所から依頼されるようになってきました。

 エネルギー利用の産業振興からはどんどん離れているようにも思うのですが、エネルギーだけではこの地域では採算が取れないと思っています。

 遠回りにはなるのですが、植物精油からの商品開発と抽出残渣の固形燃料化と徐々にステップを踏んで行こうと考えた平成19年度でした。

 様々なサンプル商品も出来上がりつつあり
徐々に前に進んだ平成19年度でした。






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2009年07月11日

過去を振り返って、その8

 昨日は高知大学農学部柏木丈拡准教授に来社頂き四万十町の副町長に科学技術振興機構育成研究報告書をお持ちし今回の研究内容と研究成果の今後の展開等の説明に行っていました。
 また、柏木先生が高知工科大学松本泰典先生と高知工業技術センター森山洋憲先生をお誘い頂き、現在実施中のショウガオイル(ショウガ精油、ジンジャーオイル)抽出等の見学とエコロギー四万十が行いたい今後の事業展開などにお知恵を頂くなど朝から少しバタバタとした一日でした。

 夜は、柏木先生にもご出席いただきウェル花夢スタッフとエコロギー四万十スタッフ合同のゴールデンウィークお疲れとこれから来る夏シーズン向け決起集会を含めた慰労会を開催し大いに盛り上がったものでした。

 さて、過去を振り返って その8は平成18年度について記入したいと思います。これまでの7回の過去を振り返ってで記入するように私達の取り組みは一般の皆様には非常に分かりづらいもののようです。昨日午前中の松本先生や森山先生にエコロギー四万十の目指すものや取り組み概要説明でもお二人の先生から色々と質問も出て自然エネルギー利用やバイオマスからの副産物利用による香料・成分抽出、香料を利用した香粧品・化粧品開発、今後進んで行く食品・飲料開発、ヒノキオイル(ヒノキ精油)を利用したグッズ類開発や最終的にはエコ住宅用の建築材開発など全てが繋がっている取り組みは物凄く分かり難いアプローチのようです。

 平成18年度は、指定管理者としてウェル花夢の委託運営事業についての役員会や4月からスタートする高知大学農学部沢村正義教授との科学技術振興機構育成研究打ち合わせからスタートしました。

 また、ショウガオイル抽出の本格的テスト実験や装置の導入などで東京への出張も多くいつものように波乱の幕開けでした。

 2月18日に第8期定時株主総会を終了し3月4日には社長である高知工科大学坂本東男教授が大正町から特別表彰を受ける祝賀会を実施し翌日の大正町閉庁式に参加し3月6〜7日には環境省の「FCVシンポジウム」出席のため東京へ出張するなど少しバタバタとしました。

 環境省FCV報告会 平成17年度事業

 3月20日には、新しい町「四万十町」が誕生し式典終了後にご協力頂く滋賀県立大学のNさんが卒業制作で製作した「四万十町・記憶の写真集」を職務執行者の酒井町長にお渡しし町の町立図書館に寄贈しました。

 4月からは高知大学農学部 沢村正義先生を主任研究者としてJST育成研究が平成20年3月までスタートしました。

 その研究内容は、高知大学地域連連携センター年報2008(PDF1.52Mb)からご紹介します。

 5月には指定管理者として運営管理する四万十オートキャンプ場ウェル花夢の10周年記念行事を開催し新たな支配人をはじめウェル花夢スタッフとエコロギー四万十スタッフを多くの皆様にご紹介することができました。

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 8月には新たな町「四万十町」で初めて開催されるパソコン教室を8月8日〜31日まで昼・夜合わせて8教室で延べ70名の皆様と開催することができました。窪川地区で実施されたパソコン教室でしたが十和地区・大正地区からも参加され何時ものように和気あいあいと行ったものです。

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 その後も色々ありましたが、平成18年度のユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)抽出は11月9日からスタートし、JST育成研究で試作した抽出装置(下図参照)は12月12日設置されJST育成研究も本格的な研究がスタートしました。

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JST育成研究試作機(初期)


 平成18年度は町村合併もあり非常に多忙であったと記憶しています。ただ、育成研究がスタートしたため高知大学・高知工科大学・高知工業高等専門学校やご参加頂ける企業の皆様などにお知恵を頂きながら、いつものようにゆっくりと動き始めたエコロギー四万十でした。

 四万十オートキャンプ場ウェル花夢の委託業務もあり、徐々にスタッフも増えてきたのでご協力頂ける皆様にはいつも以上のお知恵拝借が多くなった年でした。
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2009年06月21日

過去を振り返って、その7

 昨日から雨となりやっと梅雨らしくなってきました。昨日は九州から荷物が届き運転手さんに話を聞いてみると九州の方も雨不足のようで何とかダムも水が無かったとの話を聞いていました。来週は雨が多いようで水不足も解消されるとよいのですが・・

 さて、久々の過去を振り返ってです。今回は平成17年度の話を記入したいと思います。前回記入したように少し旧大正町からは距離を置き出来る取り組みから全力を挙げる事を念頭に年初から色々な事に興味を持って取り組んだ年でした。
 
 まずは、「モンゴル国際協力?」1月中旬に旧中村市でご協力頂く方より急遽話が舞い込んで来ました。話を聞いてみるとモンゴルでイチゴの施設園芸を企画しているとの事、丁度、元(株)明電舎の阿久津部長が来社されている時でしたので太陽熱利用とバイオマス熱利用・発電で企画を提案したものです。ただ、この話はその後進んでいないのですが、結果はどうなったのでしょうか?

 平成17年度も引き続き、何故か高知県の各委員会に呼ばれることが多かったように思われます「高知県林産品活性化プロジェクト」「高知県科学技術モニタ」などなど新しい産業創出や活性化などの動きが出てきた時だと思われます。

 5月のゴールデンウィークには東京のある会社からコンタクトがあり薬用植物から蒸留法である成分の抽出依頼を受け、私と同じように休まないで仕事漬けの方とご一緒しました。この会社の親会社が林業関係とのことで抽出作業をしながら世界の林業について色々とお話が聴け非常に勉強になったのを記憶しています。

 平成17年も様々な話が舞い込んでいたのですが、その中でも環境省「燃料電池貸出事業」と「韓国に技術協力」「科学技術振興機構育成研究申請」について若干ふれてみたいと思います。

 まず、環境省の「燃料電池貸出事業」についてですが、
2月頃から話があり、当初は旧大正町地域だけで四万十川エコフォーラムVとして企画していました。丁度、市町村合併等でこの四万十川中流域の窪川町・大正町・十和村の3地域が平成18年に合併して「四万十町」四万十川下流域の西土佐村・中村市が平成17年4月に合併して「四万十市」と言う「四万十」を冠した市と町が出来ると言うことで窪川町を起点に大正・十和・西土佐を経由して中村市で最終のイベントをすると言う四万十川流域4市町村5地域でのイベントで申請しました。前回の高知県西部地域15ヵ町村による「新エネルギービジョン策定調査」でご協力頂いた各地域の皆様に今回もご協力頂き、いつものように予算ZEROからのスタートでした。

 各地域(5地域)に住民主体の実行委員会を結成し環境省・独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)・高知県「豊かな環境づくり総合支援事業補助金」等を活用し、各地域でのイベントと環境への取り組みの講演会、小・中・高校での出前講習会などを行いました。

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環境省の「燃料電池貸出事業」パンフレット


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各地域共通イベントパンフレットと環境フォーラム報告書


 各地域のイベントにはエコロギー四万十に協力頂いている企業や団体・大学や研究所などの先生方に来て頂き一か所で2名の先生方の講演会を行って頂きました。考えてみるとエコロギー四万十が取り組みをはじめてご協力頂ける先生方がこんなに増えていたのには驚きました。このイベントの詳しい内容は→こちらから

 次に「韓国への技術協力?」についてですが、
ユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)事業の関係で以前よりコンタクトのあった東京の商社の方からの話でした。前にも記入したかとも思うのですが、柚子は、原産国は中国となるのですが現在世界で産業としてあるのは韓国と日本だけになります。韓国では主に「柚子茶」の原料として生産されていたのですが日本での柚子ブームもあり果汁搾汁による産業が育ちつつある時でした。丁度エコロギー四万十も柚子果皮調達のため果皮処理装置導入などの検討を進めていた時で、徳島県の会社名を調べコンタクトを取りたいと考えていた時です。

 韓国の会社の方と商社の方、私と旧中村市の浦田工業社長とで徳島県に出向き搾汁装置・皮処理機など一式を見学させて頂き、徳島の会社の専務様から色々と柚子に関しての情報を頂いたのを記憶しています。これ以来徳島の会社には色々とお世話になっています。また、この商社の方には以下に記入する補助事業での柚子に関するデータ等のご指導を頂いたものです。

 エコロギー四万十にとっては大きな一歩の科学技術振興機構育成研究事業申請は上記のように非常にバタバタとした平成17年度でも一番忙しい時期にお話を頂きました。
 高知大学農学部 沢村正義教授からお話を頂き、関係する先生方にお知恵を頂きながら研究スキームを一気に作った記憶があります。

 7月8日ですが、今でも覚えている生まれて初めての「記憶が飛ぶ」現象を経験しました。あまりにも多忙で同時に5個程度の用件を考えていました。当時の事務員の話によると、いつものように電話に出てメールを書いてワープロを打って計算書を作ってユズオイルを抽出して来客と打ち合わせしてと仕事をしていたようなのですが私には8日午後の記憶が全く無くなっていたのです。

 9日になってその事に気付いた時には、何か夢を見ているようで・・
人間あまりにも集中すると周りが見えなくなっているようです。短期間で育成研究のスキームを作り何とか申請を間に合わすことが出来たのは今でも協力頂ける先生方のお陰だと思っています。

 この申請のプレゼンは11月18日に行われました。この時も沢村教授がお病気で神戸の病院に入院されていたのでメールでやり取りをしながら土日(11月13・14日)を利用して神戸に出向きプレゼンを完成したものです。

 様々な事があった平成17年度ですが特に協力頂ける皆様には感謝する一年だったと思います。エコロギー四万十が出来たおかげでこんなに人が集まってくれるようになったと思います。人の出会いに感謝する平成17年でした。












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2009年05月31日

過去を振り返って、その6

 少し記入の間隔が開いたのですが、今回の過去を振り返っては、平成16年度を取り上げてみたいと思います。
 エコロギー四万十の事業年度は1月〜12月となっていますが、行政等の委託事業の関係などで4月〜3月の事業年度で表記された所もあるようです非常にゴチャゴチャとして分かりにくい部分もあると思いますが、気長にお読みいただければ幸いです。

 さて、この平成16年度初期は以前も書いたように、もう私達の取り組みを止めようと思っていました。環境に配慮した新しい産業を作る・交流人口を増やして雇用の場を確保する、などなど夢は夢としてこのまま取り組みを続けていく事が馬鹿らしくなっていた時でした。今までに蓄積した技術や装置を含めて身売りも模索していました。この時、大学や研究機関、ご協力頂ける企業の皆様のご協力がなければ多分止めていたと思います。

 平成16年2月26日の定時株主総会で「あと2年取り組みを続け芽が出ないようなら解散をする」と言う決意で平成16年度の取り組みはスタートしました。

 ユズオイル(柚子オイル、ゆずオイル、ゆず精油)抽出事業を本格的にスタートしました。まず最初は、廃水処理装置を導入し四万十川の水を汚すことなく産業を作ると言う当初の目的に近いもので開始しました。当時は、今のようにネットに色々と情報を上げていたのでゆず精油購入の問い合わせやお話は沢山来たのですが、肝心の柚子果皮を中々うまく調達できずにほとんどお断りすると言う今考えると非常に残念な状況でした。

 エネルギー事業の方では、平成12年度より続けてきた田野々小学校の太陽光発電システムの最後の報告の年でした。小学校の先生方のご協力もありこの5年間毎年2回の報告を行っていたものです。当初は様々なトラブルもあり苦労もあったのですがデーター収集は今後の太陽光発電システム研究に生かせるものだと思います。以下に田野々小学校の太陽光発電システムの画像を載せます。

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 この頃は、隣の町 梼原町様の四国経済産業局未活用エネルギー調査委員会に呼ばれていて元気な町 梼原町に刺激を受けていた時でもありました。平成12年度から勉強してきた太陽光や風力、マイクロ水力と私達が考えた取り組みを梼原町は実践しようとしていました。旧大正町の方が早くから取り組みを開始していたのに完全な置いてきぼり状況を残念に思いながらの委員会参加でした。以下に梼原町様の報告書画像を掲載します。

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 この頃は色々な皆様も来社されていました。旧大正町がNEDO未活用エネルギー調査報告書を平成15年3月に発表していたため全国の企業や研究者の方が「採算性の保てるバイオマス事業」について来社され色々とお話を伺ったものです。当時来社された東京の明電舎 阿久津部長や電力中央研究所の皆様とは今でもお知恵を頂く事があります。
 また、アロマテラピーでのユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)利用商品を作っていただいたり、地域の皆様と「手作り石鹸工房」を開くための取り組みなども開始しました。丁度、アロマテラピーでは国内最大手の生活の木様からもコンタクトを頂いたのですが、お断りするなど今考えると本当にもったいない話です。

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 平成16年は、その他にも初めての農業体験で敷地内の実験用畑の整備や借り受けた畑での柚子蒸留残滓のたい肥実験や野菜などの生産実験なども行いました。ジャガイモやスイカなどの実験ではイノシシに一晩で荒らされるなど農業の大変さも経験したものです。

 林業の勉強から開始した私達ですが、この頃から次のステップとしての農業の勉強でした。調べれば調べるほど素人の私達にはもったいないが一杯ありました。バイオマス利用による精油抽出や成分抽出とエネルギー利用による循環型産業構築がこの頃から私達が考える産業づくりの中心的な考え方となったのです。
 旧大正町からは少し距離を置き。自分たちでできる取り組みから積み上げていく方針に転換した平成16年度でした。

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2009年05月10日

過去を振り返って、その5

 今日は来客予定で朝から出勤しています。若干来社まで時間があるようなので、昨日の平成15年度その2を記入してみたいと思います。

 平成15年度は、旧大正町の町史編集・編纂委員会や高知県の西部地域15ヵ町村新エネルギー策定委員会参加など会議や打合せが多く西へ東へと会社を留守にする事も多くなっていました。また、高知県の補助事業研究のため事務所を移転したので研究所設置や装置の導入などで非常に多忙な日々を送っていました。

 7月からスタートした高知県の助成研究で当初はヒノキオイル抽出研究を開始しました。旧大正町では山の活性化を図るため作業道整備を行っていたので、他の市町村より間伐材等の集材コストを下げる事が出来るようになっていました。ただ、森林組合さんや林業関係者の皆様に当時私が良くお話していたのは「日本国内では戦後一斉にヒノキや杉の植林を行い今後40〜50年製の間伐材が出てくるためそのままの素材出荷では必ず林業は成立しなくなる。今の時期こそ新しい視点でヒノキオイルの抽出やヒノキオイルを利用した自然塗料研究などで付加価値を高めた製品化研究が必要です。」当時は理解して頂けなかったようですが・・・

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間伐作業と作業道


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作業運搬車と集材作業


 私達が平成14年度にNEDOのバイオマス等未活用エネルギー利用調査に打って出たのも平成13年から調べた林業の現状があったからです。旧大正町は昔、林業で栄え概ね裕福な暮らしをしていたようです。戦後植林された山も他の地域と比べるとヒノキ材が多くだからヒノキオイル抽出を提案したのでした。
 研究室の設置後、森林組合の協力を得てヒノキ材の間伐材からヒノキオイル(ヒノキ精油)の抽出研究を始めました。

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研究室とガラス製実験機


 7月1日から開始された補助研究で研究室の設置を行いガラス製実験機でヒノキ材の色々な部位から抽出テストを行いました。枝や葉、材、元だまなどなど、各部位から取れるヒノキオイルは微妙に香りも違い色も違ったものでした。

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ステンレス製蒸留装置と改良型焼却炉


 次に蒸留装置と改良型の焼却炉の設置を行いヒノキオイルの抽出テストを行いました。ヒノキオイルを抽出した残滓を燃やして蒸気を作る実験のため改造焼却炉も作りました。また、当時導入予定だった木質ガス化炉発電装置研究も視野にいれ煙突を改造し煙の出ない煙突研究(木酢液製造含む)も考えて当時協力して頂いていた旧中村市の浦田社長に色々とお知恵を頂きながら改造をお願いしました。(この頃は本当に皆様にお世話になりました)
ヒノキオイルの抽出研究と燃焼実験はほぼ予定どおり当初の目標に近いものになりましたが、素人考えだけでは蒸留作業に必要な蒸気を作り出すことが出来ませんでした。

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ユズオイル抽出用連続式プロトタイプ機と内蔵するコーン


 並行して進められていたユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)抽出装置製作は、ステンレス製蒸留装置ではバッチ式になるのですが連続式で抽出できる装置開発に方針を変え補助事業からは上屋他実験装置一式は自己資金で調達すると言う変更を行いました。ステンレス製の蒸留装置抽出実験で当初はユズオイルの抽出率が上がらず苦戦したのですが、浦田社長や無手無冠酒造の杜氏からお知恵を頂きながら改良を加え最終的には事業としてゆず精油抽出が成り立つところまで抽出率を上げる事が可能となりました。

 この頃は、東京の香料メーカ様のご協力で原材料となる柚子果皮を調達して頂いていました。その関係もあり、香料屋さんや大手飲料メーカ、食品メーカの結構偉い皆様が入れ替わり立ち替わり来社され色々とお話をお伺いすることができました。さすがに大手の会社の役員の皆様は博学で色々なご経験をされているようで良い勉強をさせて頂いたものです。

 この頃、旧大正町ではNEDO実証試験前調査委員会なるものを設置しバイオマス発電とヒノキオイル抽出のNEDO補助事業・高知県補助事業申請に向けての調査委員会を設立し検討していました。エコロギー四万十ではバイオマス発電装置設置に向けNEDOの調査報告書完成後もNEDO担当官様や四経局担当管様、高知県の資源エネルギー推進課様等から色々とお知恵やアドバイスを頂きながら作業を進めていました。同時に各マスコミからの取材等も旧大正町が動き出したらプレスする旨を話しながら待って頂いていました。

 この委員会設立前から私個人は非常に旧大正町に不信感を抱き町のやり方が理解できませんでした。と言うのも当時の委員会調査はエコロギー四万十が旧大正町より委託事業として取りまとめを行ったのですが、当時の議事録や委員会資料などなど読み返せば読み返すほど今でも不満に思います。
 町長をはじめとする町の幹部や議会議員の皆様など一度も高知県のこの研究の視察にも来ていないのです。しかも、実際に導入しようとする装置見学会にも参加せず。平成14年末にエコロギー四万十に訪問してお話を聞いた中外炉工業様のガス化炉を見学するなど今考えてもとても私の理解の範囲を超える状況でした。議会議員の皆様も同じで中外炉さんの装置や岡山県の会社には行っているのですが肝心の旧大正町で導入しようとする装置は見ていないのです。それで、委員会でははじめからバイオマス発電を行わない方向の話しかしないと言う今考えても腹の立つ委員会でした。(委員長や外部の皆さんの協力がなかったら多分もう止めていたと思います)

 確かにエコロギー四万十は一民間企業です。ただ、設立の経緯を知っている役場幹部クラスや議会議員の皆さんが(ほとんどの皆さんがエコロギー四万十の株主様でした)関心を示さない取り組みであったのです。この時と16年初旬は本当に会社を辞めるつもりでした。エコロギー四万十の役員の皆さんは全て無給です。当時社長の坂本教授は手弁当で旅費も宿泊費もご自身の持ち出しでした。報酬をもらっている役員は私だけでそれも少額な金額です。出張費も交際費もない会社で持ち出しばかり多い状況でしたが何とかこの街のためにエネルギー利用と産業振興を進めたいと言う夢だけで繋がっていたのです。

 今も状況はほとんど変わっていないのですが、この時は本当に私達が行っていることが無駄に思えてきていました。ただ、関係する皆様や研究機関・大学などの皆様の御協力が無ければ私達の取り組みはこの時点で終わっていたと思います。

 皆様、本当にありがとうございます。今だに四苦八苦の状況ですが、先日来社された滋賀県立大学 印南先生のブログに「10年ちかく、いつ消えて、潰れてしまうかと心配していたこの企業も、先に明るい光が見えてきたようだ。」(すいません、勝手に引用しました)と書かれてありました。本当に運営している方もそう思います。もう少しで手が届きそうなところまで来ているような気がしています。「四万十川の自然環境を守りながら産業振興を進める」

 歩みの遅いエコロギー四万十ですが今後ともよろしくお願い致します。
posted by エコル君 at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去を振り返って

2009年05月09日

過去を振り返って、その4

 過去を振り返って、その4は平成15年度を記入してみたいと思います。
ゴールデンウィーク中も何度か記入に挑戦していたのですが、あまりにも色々な事がありすぎて結局まとまらず、UPを何度も中止していました。今回もうまくまとまるか非常に心配ですがチャレンジしてみます。

 平成14年に採択を頂いた旧大正町のNEDOバイオマス等未活用エネルギー利用調査委員会や集落再生事業、こうちフィールドミュージアム事業、高知県の西部地域14ヵ町村新エネルギービジョン策定委員会など継続して各種委員会等に参加していました。平成14年と同じく相当ハードな年でした。

 私達としては、地域の資源を活用しながら新たなマテリアル(製品化)でブランド化を図りながら産業創出を目指し交流人口の増加にも繋げると言う当初の計画を産学官住民を含めた取り組みに持って行きたいと思っていました。ただ、NEDO調査委員会には町の担当者である担当課長は一度も出席されないなど町に不信感を徐々に抱き県の補助金や国の助成など独自の方向も模索せざるを得ない状況でした。

 平成15年1月よりエコロギー四万十として高知県の中小企業創造技術研究開発支援事業に旧大正町のNEDO調査でマテリアル化研究に含んだヒノキオイル(ヒノキ精油)抽出、NEDO調査には含んでいなかったのですがユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)抽出など農業バイオマス研究とバイオマスエネルギー利用による産業振興と言うテーマで高知県に申請を行いました。

 平成14年末にお邪魔した大同メタル工業商品企画室様に燃料電池に関するお話をお聞きし、水の浄化研究も含め自然エネルギー利用による水の電気分解での「酸素」「水素」製造研究(酸素は香りの空気として(四万十の空気)、水素は燃料電池の燃料として)製品化が出来ないかなどなどバイオマスエネルギー利用をもう一歩進める燃料電池にまで視野を広げて新生地域コンソシアム事業申請準備など1月〜3月までバタバタの状況になっていました。

 1月後半・2月中旬、NEDO調査委員会の調査で東京の香料メーカーや石鹸・化粧品製造メーカー数社にお邪魔して「四万十ヒノキオイル」「ユズオイル」等の香料としての需要や製品化の調査を行いました。
その席上、香料のお話やその他植物精油を利用した商品開発のお話など旧大正町としては非常に有意義な話を聞かせて頂き、NEDO調査報告書は非常に良くまとまったものになりつつある時でした。

 3月3日のN新聞全国版に旧大正町のNEDO調査事業報告書の件が間違った情報でリークされているとの話で四国経済産業局の担当官様より情報を頂き3月5日よりN新聞社S様を窓口として内容確認や訂正記事掲出を求めて役場担当者とメールや電話で抗議し3月24日付N新聞社紙面にて訂正記事を書いて頂くと言うおまけまでついて3月31日にNEDO調査報告書が完成しました。

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旧大正町NEDO報告書


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処理イメージ図


 この時期は、四万十・黒潮エコライフフェア3月29・30日開催の準備と前夜祭として旧大正町で住民主催で行う第二回四万十川エコフォーラムの準備などでバタバタしていた時です。いつもの事ですが同時に物事を進めてしまうのが私の欠点です。

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 このイベントは、1月の後半に四万十川流域(旧中村市)の皆さんからご相談を受け協力したものです。高知県西部地域14ヵ町村新エネルギービジョン策定委員会として一般の皆様にも自然エネルギーや環境の取り組みについて広くアピールするため大同メタル工業様やアイフリー社様の協力を得て、燃料電池グッズの展示や子供や大人が乗れる燃料電池車の展示、太陽光パネル、マイクロ水力発電機・風力発電機、NEDO様の環境クイズなどの展示を行ったものです。前夜祭として旧大正町では、四万十高校様のご協力を得て「四万十川エコフォーラム2」の開催でした。

 1月に申請していた高知県の助成研究は、3月7日に研究開発等事業計画の認定を頂き研究室設置に向け準備を開始しました。4月29日に街の中の仮事務所から現在の場所に引っ越しをし5月14日に高知県補助金の決定通知書を頂き、7月から本格的なヒノキオイル・ユズオイル抽出研究が開始されました。また、同時に研究室の設置を行いました。(現在の研究室はいまだに研究室です。工場とは私達は思っていません)

 この頃は、NEDOの報告書やネットでの近況報告などで全国から色々なお問い合わせや来社の話を頂くようになりました。5月に来社された橋本大二郎知事の特別補佐官 川竹様やバイオマス研究会の皆様、東京の電力中央研究所の皆様、などなど、まだ何もできていない状況でしたのでお断りしたのですが話だけでもと言うことで私の拙い話だけで来社頂き、こちらが色々とお知恵を頂いたものです。電中研様とはその後も色々とお知恵を頂いています。

 うーん、やっぱり長くなりました。
今回はこの辺で、次回 平成15年その2で記入したいと思います。
平成11年に会社が設立されて以来ずっと日記とメールを残しています。今振り返ると様々な皆さんにご迷惑をかけてきたことがよく分かります。

 それでもお付き合い頂ける皆様、本当に感謝しております。
posted by エコル君 at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去を振り返って

2009年05月03日

ECOルくん(エコル君)

 今日は休みなので電話もなく静かな一日です。時間も少し取れそうなので、エコロギー四万十のキャラクターであるECOルくんについて少し記入してみたと思います。

 平成11年に会社が設立された時、会社のロゴとキャラクターをあれやこれやと考えました。当時は愛知県の会社から色々とお知恵を頂いていたのですが、デザインやその他色々と教えて頂いていました。また、初代事務員がデザインに興味があるとのことで愛知県まで勉強のため研修に行ってもらったりしていました。

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 キャラクターのECOルくんは、自然環境の象徴でもあるホタルがモチーフです。この町では、初夏にはどこでもホタルを見る事ができます。ほのかに光るホタルの輝き、いつまでもこの清流を守りたいものです。また、雲(HUUくん)は風をイメージし風力発電、太陽(SUNくん)は太陽光発電、ECOルくんの後ろの四万十川でマイクロ水力発電、周りの木でバイオマス発電等をイメージしています。

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大正町町勢要覧より


 上記の写真は、左側が旧大正町の北部地域に位置する下道・下津井地区にあるダム湖と森林鉄道跡のメガネ橋の写真です。右側の写真は少し見難いのですがホタルの写真です。
 初夏には、ダム湖をめぐる屋形船で山々の新緑とダム湖に映る緑、徐々に日暮れてホタルが乱舞する地域にダム湖を下ります。ダム湖を乱舞するホタルと湖畔に反射するホタルの輝きがものすごく幻想的でいつも皆様に喜んで頂ける四万十川最後の秘境の光景です。

 エコロギー四万十は、四万十川の環境を守りながら自然エネルギーを活用して産業を作るために設立されました。交流人口を増やす取り組みの一環としてこの地域の集落再生事業やこうちフィールドミュージアム事業などで地域の皆様と色々と勉強させて頂きました。田舎の暮らしや文化を守りながら様々な地域の皆様と交流が出来る仕組みを今後も考えていきたいと思っています。

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 ECOルくんはこれからも私達のシンボルとして地域の皆様に愛されるキャラクターになれるように努力したいと思います。屋形船でのダム湖遊覧とホタル見学、興味のある皆様ぜひ一度初夏には四万十川最後の秘境見学してみたらいかがでしょうか・・・

 取り組みがなかなか前に進まないエコロギー四万十ですが今後とも宜しくお願い致します。

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2009年05月02日

四万十町バイオマス委員会報告書

 昨日は、平成20年度四国経済産業局バイオマス等未活用エネルギー調査事業に係わるバイオマス委員会報告書の打ち合わせも兼ねて四万十町役場本庁で説明会と打ち合わせでした。

 今回は、四万十町で作成されたこの報告書を若干ご紹介したいと思います。主催者でもないエコロギー四万十のブログでご紹介するのは若干気が引けるところもあるのですが、せっかく出来た報告書を眠らせることなく広く皆さんに知って頂き前に進めたいとの思いからです。報告書作成で終わらせたくありません。次のスッテプへの足掛かりへと広報するのも必要と考えます。関係者の皆様お許しください。

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 今回のバイオマス委員会は、通常の木質バイオマスだけでは無く農業バイオマス利用も同時に検討されました。これから表示する写真やデータはこの報告書からの引用です。また、記入する内容はなるべく本文に基づいて私の思いも若干入れながら書いて行きたいと思います。

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 私達が住む四万十町は高知県の西部に位置し、平成18年に窪川町・大正町・十和村の2町1村が合併して誕生した新町です。最後の清流と呼ばれる四万十川が東から西に流れる「山・川・海」自然豊かな町になります。
 農林水産業を中心とする1次産業で栄えた町ですが、現在は過疎高齢化で日本中の中山間地域と同様、徐々に活力が失われている状況です。ただ、日照時間や日射量、気温・降水量などに恵まれ豊富な太陽と水が豊かなところです。

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 上記の画像は小さくて見えないと思いますが(クリックして頂ければ本文が見えます)
四万十町のイメージは「環境にやさしいまち」として全国の皆様に認識して頂いているようです。エコロギー四万十が設立された平成11年に最初に勉強したのは「水」の浄化でした。最後の清流四万十川を守るためにもこの勉強が必要と考えました。平成11年度に行った「四万十川エコフォーラム」でも「自然環境」「新エネルギー」「水」「ゴミ」がテーマでした。「半径3mから始めるエコサイクル」これが当時の「身近なとこからエコ宣言」の合言葉でした。

 四万十川流域では、「四万十川方式」と呼ばれる水の浄化システムを「炭」を利用して作っています。私達も、この方式からその他全国で取り組まれている水の浄化研究から勉強してきました。産業を作る場合でも必ず最終的には排水の浄化が出来なければならないと考えたからです。(水の浄化研究については長くなりそうなので別の日に記入したいと思います。)

 全国的に「環境にやさしい町」と言うイメージが出来ている四万十町で本当に環境にやさしい町を目指す取り組みの一つがこの報告書だと考えています。

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 旧窪川町は高南台地に位置し農地面積が高知県でも1・2を争う農業と畜産の町です。旧大正町と旧十和村は森林面積が9割以上と言う山に囲まれた林業を中心とする町に分かれています。
 今回の調査事業では、旧窪川町を中心とする農業バイオマス(稲わら・もみ殻等含む)と林業で一番処理に困るバーク(樹皮)利用を色々と調べてみました。

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 四万十町内の農林バイオマス状況は上のグラフになります。
今回の調査も前回の旧大正町でのバイオマス委員会と同様採算性の保てるバイオマス利用についての検討を含んでいました。これは、事業採算性を検討することによる継続性に繋がると私達が考えたからです。いくら環境に良くても継続できなければ一発花火で終わってしまいます。現在、日本全国各地で進められているペレット化や食料の燃料化等の取り組みに終わらせないためにも私達は必要と考えていました。

 また、この報告書をもとに平成21年度早い時期にバイオマスタウン申請を行い、次のスッテプへと進める事を目的で高知県関係者や農協・森林組合・商工会の皆様まで委員として出席して頂き4回の委員会を行ってきたのです。残念ながら町議会議員の皆様の傍聴は頂けなかったのですが、1次産業と1.5次産業(農林産物の単純加工のイメージ)に繋げる委員会と私個人は位置づけていました。

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 上記の写真は、既にある農林バイオマスを活用した商品です。四万十町には地酒メーカが幾つかあるのですが、「ダバダ火振り」(栗焼酎)で有名な無手無冠酒造の四万十時間(シマント時間)寝かせた栗焼酎、県内では結構有名な四万十ドラマさんの「しまんと緑茶」と「しまんとほうじ茶」(広井茶生産組合)などなど、農林バイオマスを加工した商品がもっと増える事が私達の希望です。

 また、折角の四万十川流域でとれた農・林産物と海産物をブランド化する取り組みに繋げなくてはいけないと考えています。それも、バイオマス熱利用や太陽熱利用など自然エネルギーと共に利用できれば地球環境にも優しい町が出来ると共に活力が戻ってくると思っているのです。

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 上記が、今回報告書でまとめた処理イメージです。
エコロギー四万十もユズオイル(柚子オイル・ゆずオイル・ゆず精油)抽出と言う1.5次的加工を行っています。当然、蒸留残滓も発生します。排水もできます。ただ、ゴミとして焼却するのではなくもうワンクッションアクションを起こして、最後がエネルギー化です。

 食品をそのままエネルギーでは、あまりにももったいなさすぎます。地球上には食料が無くて餓死する子供達もいるのです。あまりにも時代に流されてはいけません。エコロギーの取り組みは流行では無いのです。本当に必要な地球上全ての人間が知恵を出し合って進めなければいけない取り組みなのです。(スイマセン、また脱線しました)

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 少し見難いかもしれませんが、上記が今回の報告書最終イメージ図です。委員会ではここまで作りました。これからは農林水産省のバイオマスタウン申請に繋げ、各種グループや教育機関等含めた取り組みに広げて行きたいと思っています。

 平成11年から始めた住民主催の「四万十川エコフォーラム」第二回目は平成15年「環境と燃料電池」平成17年「環境と燃料電池自動車(FCV)」で四万十川流域まで広げました。今度は、四万十町で大人も子供も参加して行いたいと思います。

 非常に長くなってしまいましたが、エコロギー四万十の存在は地域の皆さんと一緒に四万十川の環境を守りながら産業を作ることです。やっとパイプは繋がって来ました。皆さまご協力よろしくお願いいたします。

 最後に、バイオマス委員会委員長を務めて頂いた高知工業高等専門学校 永橋教授、委員会に参加して頂いた委員の皆様、ヒアリングや調査に協力して頂いた多くの皆様、事務局の四万十町役場の皆様、取りまとめのMURC様、ありがとうございました。良き報告書ができました。

 今後も広く住民の皆様にも話して行きます。この地域に必要なのは雇用の場です。四万十川の清流を守りながら産業振興を進めましょう。
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2009年04月19日

過去を振り返って、その3

 過去を振り返って、その3は
エコロギー四万十にとっての一つのターニングポイントとも言える平成14年について記入してみたいと思います。

 平成12年からバイオマス利用に特化して勉強してきました。13年から副産物利用を考え小型の実験機を購入して樹木精油抽出の勉強と利用を研究してきました。
 平成13年後半から国内のバイオマス利用やアメリカの研究事業等の調査を終え、いよいよ本格的に打って出る事としました。

 丁度、旧大正町内では林業活性化のため作業道整備が進み未利用間伐材の新たな活用が必要となっている時期でヒノキオイル等を活用した新産業の創出を提案し、ヒノキオイルブームがひと段落し、全国で生産工場がバタバタと無くなっている状況で、しかも世の中は自然回帰現象でアロマテラピーや自然に関する話が出てきつつある時でした。

 「三和ベンチャー基金」「高知県中小企業ものづくり」等の補助申請を行ったのですが残念ながら不採択となり、前に進める事ができませんでした。この頃は、高知県の補助事業でのプレゼンの場で「木質バイオマス利用でのカーボンニュートラルについて」審査員から質問が逆に出る位の時期で、今と違ってバイオマス利用自体があまり知られていない時期でした。

 私達は、13年後半から足利工業大学で研究されている「木炭自動車研究」「木質系バイオマスのガス化発電装置の開発」等の情報を頂き、14年1月に富士電機システムズ様の小型ガス化炉を見せて頂きこれだと思いました。

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(富士電機システムズ資料より)


 私達は「四万十川の環境を守りながら産業振興を進める」を前提で考えていたので、発電規模100kw程度、発電時の熱利用を活用した副産物生産での製品化(精油抽出や加工など)で地域の資源を活用した小型分散型・資源循環型産業を考えていたのです。また、地域住民出資の会社として会社の方針が「借り入れをしない」を前提で事業を進めてきたのでどうしても補助事業活用で外貨を稼ぐことが必要だったのです。

 当時は個人的に運営について「借り入れをしない」で大きな事業が出来ない、「エコロジーで大量生産・大量消費はしない」と言う縛りの中で相当悩みました。投資をしないで事業を進める事は不可能に近い、大量生産大量消費をしないで事業の利益を上げることは不可能に近い、と常識的に考えると思われます。しかも、安定しない自然エネルギーを活用して産業を作るわけですからどうしても複合的な技術の組み合わせで、採算性の保てる方法と言う複雑なものになります。

 エネルギー利用で副産物を加工し観光にも繋げると言う一般の方には分かり難いものになります。しかも全てが絡み合っているので同時に進めないと利益に繋がり難い考え方になってしまったのです。町全体として取り組んでいくことが必要と考え、この案は旧大正町としてNEDOのバイオマス等未活用エネルギー利用調査事業に応募しました。

 丁度、NEDOの公募時期が8月と言うことで、前社長の坂本教授はアメリカに長期出張時期であったためメールでアメリカの坂本教授と連絡を取りながら申請しました。

 平成14年は色々な事が同時にスタートした時期でもあります。
坂本教授が係わっている「サボニウス型街路灯」の営業で、梼原町・大月町・佐賀町にご協力を頂き設置していただきました。(関係するエコエナジー製造です)(紹介手数料は頂かなかったので利益は無かったのですが地域貢献事業の一環です)

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 また、地域にある四万十高校様と「四万十川の環境CD作成」、高知県の西部地域14箇町村による新エネルギービジョン策定委員会に坂本教授は委員長として参加、私は委員として参加して2年をかけて報告書を作りました。
 
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四万十高校の環境CDとメニュー画面


 その他にも、高知県の「集落再生プランづくり」「高知フィールドミュージアム事業」など地域住民の皆様と地域活性化を目指して勉強会や先進地研修などを行いました。「奥四万十手作り石鹸工房」や「ホタルのトンネル・星空のトンネル」等はこの時に考えられたものです。

 また、徳島県の上勝町に地域の皆さんとお邪魔して先進的な取り組みの見学をしました。エコロギー四万十は平成11年時にお邪魔して上勝町の皆さんと情報交換を行っていたのである程度顔見知りとなっていました。今回の研修で上勝町に行ったのもその時のご縁からです。上勝町の皆さんから明朝人を集めるのでバイオマス利用について話して欲しいと要望され、今までに勉強したバイオマスの話を行いました。この話がきっかけか上勝町の方が先に実証試験に行くとはこの時は思っていませんでした。

 NEDOのバイオマス等未活用エネルギー事業調査は採択が頂け、旧大正町内でバイオマス委員会が10月15日から平成15年3月28日まで実施されました。
 この時の調査のテーマは「小型木質バイオマスエネルギーの経済性確立のための調査事業」です。採算性の保てる森林バイオマスの活用によるエネルギーと産業創出について色々な皆様からお知恵を頂くと共に旧大正町で事業化が出来ると考えていました。

 この調査にご協力頂いた皆様とはいまだにお付き合い頂けています。この時期が本当の意味のエコロギー四万十の出発点と考えています。

 多くの皆様から環境保全と産業振興に繋がる調査事業と評価を頂きながら前に進める事が出来なかったのは非常に残念です。

 次回、平成15年度の取り組みに   続く・・・


posted by エコル君 at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去を振り返って

2009年04月12日

過去を振りかって、その2

 「過去を振りかって、その2」は、平成12年・13年を取り上げて見ます。

 自然エネルギーの勉強を中心に、旧大正町の「地域環境保全機能向上策定書作成委託業務」で初めての報告書作りを行いました。以前勤めていた会社でもこれほどの報告書作りは行っておらず胃がキリキリと傷んだものです。
 いま読み返すと、先進的ではあったのですが勉強不足が様々な個所で露呈し報告書としての完成度には疑問も残るようなものです。ただ、この報告書で示した内容とエコロギー四万十の取り組みはそんなに離れないで進んでいると思います。

 次にエネルギー利用ですが、三菱電機様のご協力で太陽光発電・熱利用の勉強、関電エンジニアリング様のご協力でマイクロ水力発電、現在相談役の坂本教授のご協力で風力発電と順次勉強してきました。
 旧大正町内には現在太陽光発電システムが公共施設で3か所、民間で4か所でしょうか?公共の設置工事のお手伝いを行い太陽光発電システムの勉強をさせていただきました。

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 田野々小学校の太陽光発電システムはNEDOの補助金を利用したためこれ以降5年間のデータ報告を当社で行いました。また、先生方のご協力で自然エネルギーや太陽光発電の学習用ソフト開発も行いました。

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 同時に、当時の事務員がデザイン等に興味があるとのことで旧大正町のホームページ作りや町勢要覧・議会だより等のネットや印刷関係の仕事を始めました。印刷屋さんと協力して広告や名刺その他細かな仕事で営業的には成り立つものでは無かったのですが勉強と並行して進める事が出来たのは協力頂ける皆様のおかげだったと思います。

 今思えば、この頃は何とか産業に繋がるものがないかと色々な事に興味を持って取り組んでいました。特に電気自動車の改造やラリー参加などは非常に勉強になりました。

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 電気自動車改造教室では、宿毛工業自動車工学科の下村先生にご指導頂き、エンジン車を電気自動車に改造しました。四国EVラリーは全国でも珍しい公道を利用した電気自動車のイベントです。全くの素人が改造したEV車で12年・13年と連続して省エネ賞を頂けるなど運も味方して楽しい経験をさせていただきました。

 エネルギーに関して色々と経験させて頂けたり勉強してみると、当時の日本の政策では太陽光発電や風力発電では相当大規模に行わないと事業としては成り立たない事が分かってきました。ただ私達は会社名の通り「エネルギー」と「エコロジー」の考え方を基本としているので大規模発電の誘致や産業には取り組まない事にしていました。
 そこで、太陽熱・水力エネルギーは非常に利用価値があること、当地のような日本の典型的中山間地ではバイオマス発電・熱利用が一番産業につながると考え平成12年9月から本格的に勉強が開始されました。

 平成12・13年は政府が進めるIT化講習会で何とか食いつなぎ、エネルギーだけではなく副産物を利用するバイオマス研究として13年7月に小型の実験機を購入し当地に豊富にあるヒノキ材からヒノキオイルの抽出研究を開始しました。これは、副産物利用で小型分散型のエネルギー施設と製品開発という考え方です。
 丁度、住民参加で「第四次大正町総合振興計画」策定が進められ、「つないで」をキーワードに計画書を作成しました。

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つないで
昔と今つないで
自然・・・森や川と人、つないで
隣と隣
地域と地域
お年寄りと若者つないで
町と町つないで
みんなの知恵とちから、つないで
元気な大正町

典型的な中山間地、旧大正町ではお年寄りから子供まで「つないで」産業振興を目指したいものです。

 現在までの取り組みはほぼこの時期に考えていた事と同じです。
最後の清流「四万十川」中流域に生まれ暮らす私達は、自然の恵みに感謝して環境を破壊することなく自然と共に暮らせる方法を見つけなければならない。
 未だにたどり着いていないのですが、志だけは高く持ちたいと思っています。

posted by エコル君 at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去を振り返って

2009年04月06日

過去を振り返って その1

 近況報告をブログに変更するにあたり、少しエコロギー四万十の歩みを記入しておきたいと考えます。
 どこまで出来るか分かりませんが、徐々に「過去を振り返って」をアップしていきます。

 まずは、その1「設立前・初年度」
すべてのきっかけは、平成9年度の「大正町地域新エネルギービジョン策定調査報告書」です。
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 この報告書で、都会の方より田舎の人間が「地球環境を汚している」という話になりました。考えてみると、すぐ近くのスーパーまで車でお買い物、一家に2〜3台の車は当たり前、家の中に家電製品は溢れ、都会の住民より間違いなく地球には良くないことをしていると思われたからです。

 報告書が出来上がった平成10年3月以降、当時の町長から「自然エネルギーを活用した産業振興や雇用の場の確保・交流人口の増加を図る取り組みをする全国でも初めての住民出資会社を作ろうとの話があり取り組みが開始されました。

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 何度か会合を重ね、平成11年1月8日に250株(5万円/株)を集め会社が設立されました。しかし設立後の第1回役員会で当初の事業計画ができなくなってしまい、出来た途端に仕事がなくなった会社として運営がスタートしました。(現在は360株、資本金1,800万円です)

 街の中に仮事務所を構え、事務員1名と何とか仕事を作っていくことと自然エネルギーや産業についての勉強を始めました。当初行ったのは、電気自動車運用テスト・SEV電気自動車研究会様の協力を得て地球環境基金助成金で手作り電気自動車の製作です。また、水の浄化システムの研究や地域PRのためのイベント参加、四万十川手作りカヌー工房立上げなどです。その他に、パソコン教室も開始し町内のネットワーク化を目指した取り組みも行ってきました。

 この頃の特筆すべき取り組みは、平成11年10月24日に第1回四万十川エコフォーラムで住民と共に開催し「エコ宣言」を採択しました。

平成11年(1999年)当時のパンフレットです。
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 エコ宣言全文です。
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posted by エコル君 at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去を振り返って